すぐに効果発揮! 子育て中のイライラを解消する4つの方法

しかしそれでもイライラが収まらないときも、子育てにはあります。そこで福田さんは本書で、イライラをすぐに押さえるための魔法の方法を伝授! 今回はすぐに子育てで取り入れることができそうな4つの方法をご紹介します。

1.理解不能な子どもの言動に一言「〇〇師匠! さすがっす!」

例えば夕食後に宿題をする約束だったのに、ソファに横になってのんびりとテレビをみている。そんな日常のあるあるには、〇〇に子どもの名前を入れて声をかけてみましょう。

「〇〇師匠! さすがっす! 宿題が残っているのに、よくそんな風に平気でいられますね~」

そうやってイライラする視点をちょっとずらしてみると、自分の怒る理由もみえてきます。できれば一緒になって家事より先にソファでテレビをみてみるのもいいでしょう。するとママ自身もご機嫌になって、自分が本当に家事をやりたいタイミングがみつかるかもしれません。

2.子どもがおもちゃを散らかしたとき「アイタタタッ! 私もだったあ……」

子どもがおもちゃを部屋いっぱいに散らかしてイライラ……これも子育てのあるあるです。でもママ自身もどこかを散らかしていることって、ないですか?

例えばキッチンにまだ洗う食器が残っていたり、畳んだ洗濯物がそのままだったりすることに気が付いたら、イライラも収まるのではないでしょうか?

よく「子は親の鏡」といいますが、福田さんは「ママ自身も片づけられない自分イヤだから、子どもを見て怒っちゃったことに気づける」といいます。

そんな時はイヤな自分を認めて許すことができれば、自然と子どもに対するイライラも収まるのです。

3.どうしても怒りたいときは「怒ってもいい!」とつぶやく

子どもを怒って自己嫌悪に陥るママはいつも「怒っちゃいけない!」と思ってガマンしていることが多いそう。しかし福田さんは「怒っちゃいけないと禁止すればするほど、余計に怒りたくなってしまう」いうのです。

だからこそそんな時は「怒っていい!」とつぶやくのが効果的。そうするとたとえ子どもを怒ったとしてもすぐに収まり、逆に小出しでイヤな気持ちを伝えることができるようになります。すると自然にイライラが爆発することもなくなります。

4.イライラが収まらないときは、幽体離脱ごっこで解消する

最後の幽体離脱ごっことは、子どもと自分をイメージの中でチェンジし、子どもの体の中に入ったつもりになること。そしてそこからママである自分を眺め、その気持ちを感じ取るようにします。

例えばお風呂上りに子どもがいつまでも着替えないで裸で遊んでいたとき、幽体離脱ごっこをしてみると……子どもである自分はどう感じるでしょうか?

楽しいから裸のままで遊んでおり、その目の前にいるのは鬼の形相で怒っている自分自身。それを体感として感じると、「そっか、楽しいなら仕方がないか」と怒りも収まります。

ママが笑っていれば子どもも笑います。イライラする自分を「こんなママでごめんね」と責めるのは、まさに悪循環。子どものためにもできるだけ楽しく育児をしたいですね。