うん。厳しく言ってくれる人に限って“いい人”だから、「俺があいつらを育てたんだ」とか言ってないんだろうなと思うと、そこが“カッコいいな”って思う。「俺は、あいつらの初期を見てたし」って、自慢しない感じがカッコいい。

ーー“育ってほしい”っていう思いがあるからこそというか。そうじゃないと、嫌われてしまうかもしれないのに、なかなか本人にそこまで言えないですよね。

厳しい言葉を言われた後、移動する車の中で“何で私たちがあそこまで言われなきゃいけないのよ”って思って泣いていたメンバーもいました。

私は、言ってくれるファンの人に対して“何ていい人なんだ。。 私はできてなかった。。 ”って、泣いてる人だった。ほんとうに素直だったなあ(笑)。そういうこともファンの人は知っていたから、気づいたら私、Kリーガーの軍団のリーダーになっていたんです。

「お前は、Kリーガーのリーダーだ! 」

って、ファンの人に色紙に書かれていて。 “え!? リーダー?? ”って思って(笑)

「お前は“K”を愛し過ぎている。俺たちよりも。お前はスゴい! 」

みたいなことを言われて。そう言われていたときが一番“天狗”だったかもしれない!  “私がKリーガーのリーダーよ!! ”みたいな感じで。あっはははははは。

世間では、「AKBって何? アキバ?? 秋葉のアイドルでしょ?? 」って、言われていた当時から、もうすでに“天狗”になってました!

ーー厳しく接してくれるファンの方は、当時多かったんですか?

バックナンバー