中国の調査会社AVC Revoがこのほど発表したグローバルTVブランド出荷データレポートによると、2019年上半期における全世界のテレビ出荷台数は、前年比0.7%減の9816万台となった。企業別では、中国の小米(シャオミ)が初めてトップ5に入った。 1位は韓国のサムスン電子で、上半期に前年比0.3%減の1807万台を出荷した。2位は同じく韓国のLGエレクトロニクスの1193万台(前年比9.1%減)。3位が中国TCLの1039万台(同比33.4%増)、4位が中国ハイセンスの720万台(同比11.8%増)だった。

5位に入ったシャオミの出荷台数は、同比61.7%増の566万台と大きく伸びた。インドとインドネシアの市場に加えて、6月にロシア市場に参入したことが功を奏した。19年末までに、海外事業をさらに拡大するとみられている。

中国メディアの第一財経は、世界的な経済成長は鈍化し、テレビ市場の成長は鈍化すると分析。AVC Revoは「19年のテレビの出荷台数は横ばいになる」と予想している。