『2015/16V・プレミアリーグ ファイナルステージ』ファイナル3が、今週末3月6日(日)に開催となる。1回戦総当たりのファイナル6を首位で終えた女子・日立リヴァーレ、男子・豊田合成トレフェルサとの決勝の切符をかけて熾烈な戦いが見られるだろう。

V・プレミアリーグ ファイナルステージ チケット情報

東レアローズは、男女揃ってファイナル6を2位で突破した。女子の東レは、米国代表・テトリ・ディクソンがけがで離脱した中、全日本キャプテンでもある木村沙織がチームをまとめあげた。素早い攻撃を得意とするオールラウンダー・高田ありさのゲームメイク力、驚異的なジャンプとバックアタックで敵を揺さぶる迫田さおりの攻撃力、成長目覚しい木村の妹・美里の守備力と、バランスの取れたバレーで優勝決定戦進出を目論む。

対する3位・久光製薬スプリングスは女王返り咲きに燃える。レギュラーラウンド(RR)でサーブレシーブ賞を受賞した新鍋理沙は、攻守の要としてコートを動き回る。そこに、180cmの長身ウィングスパイカー・石井優希が攻撃にリズムを与え、サウスポー・長岡望悠が繰り出す強烈なスパイクで得点を決める。磐石な体制に加えて、『皇后杯』で4連覇を果たした勝負強さが発揮されれば、勝利は自ずと見えてくるだろう。

男子・東レはファイナル6で全勝を果たしたが、RRの結果が影響し『ファイナル3』を戦うことを余儀なくされた。小林敦監督は「少しだけ回り道をして優勝する事になった」と早々と気持ちを切り替え、決戦に向けて虎視眈々。セット当たりブロック決定本数0.89本でブロック賞の富松崇彰、アタック決定率58.3%でスパイク賞の李博を軸に、堅守速攻で畳み掛ける算段だ。

一方、3勝2敗で3位につけたパナソニックパンサーズは、アタック決定率50.8%、1セット当たりのアタック決定本数5.12本の清水邦広、『アテネ五輪』金メダリスト・ダンチ・アマラウの攻撃力で勝負に出る。川村慎二監督は「更に厳しい戦いになる」と気を引き締める。ファイナル6のラスト2戦をストレート勝利で収めた集中力を見せ、決勝への道を手繰り寄せたい。

一発勝負の『ファイナル3』を制し、王手をかけるのは果たして……。『2015/16 V・プレミアリーグ ファイナル3』は3月6日(日)・所沢市民体育館 (埼玉県)にて開催。チケットは、3月12日(土)・13日(日)・『2015/16 V・プレミアリーグファイナル 優勝決定戦』東京体育館(東京都)とともに発売中。

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