『ライオン・キング』とディズニーパークの関係

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−−−ウォルト・ディズニー・ワールドのディズニー・アニマルキングダムを意識した部分はありますか?

意識的にはしていないんですけども、

特にパークを想起させることを頼まれてもいないし自分でもしていないんだけれども、今回アニマルキングダムの動物たちをかなり参考にさせていただいています。

元々、スタッフが動物たちをスキャンしたいって言い出したんです。

でもそれは彼らに負担がかかるとやめてくれと。

じゃあその代わり何ができるのかなという時にアニマルキングダムだと思って許可をいただいて、例えばイボイノシシとかライオンとか今回登場すると動物たちは全部アニマルキングダムの当時動物を撮影さしてもらって研究させてもらって作るっています。

ミニーのトロピカル・スプラッシュを絶賛

インタビューは続いていたのですが、監督が突然東京ディズニーシーについて語り始めました。

「(『ジャングル・ブック』の来日で)家族をディズニーシーに連れて行った時に、ものすごいエネルギーがお客さんから感じられて、すごい日の暑くてびっくりしたんです。」

−−−夏のイベントですか?

「夏のディズニーシーだね。

日本に来るたびに夏なんだよね。桜の季節にも来てみたい。

いろいろ行ったことあるけれどやっぱりディズニーシーは特別ですね。」

“超実写”の技術をディズニーパークで使いたい

−−−今後パークでのプロジェクトは考えていますか?

『ジャングル・ブック』のショーをしたんだけれど、今は僕もディズニーの方をいろいろ知っているのでショーのアイデアをパーク用に温めているところなんです。

特に新しいテクノロジーを使って、今回学んだテクノロジーもゲームエンジンのもので、映画にも使えるけけど、たくさんの観客の前の体験にも使えます。

例えば僕らはユニティーのエンジンでVRを作ったけれど、チームラボさんはあのエクスペリエンスを作るのに違った形で使っています。

だからスクリーンじゃないものだけど違った没入体験、プロジェクターを使ったものやARを使ったものとかが進んでいく中で、VRが磨かれていく中で、いろんなことができると思います。

パークにあるものに技術面で加えていけるんじゃないかなと、いろんなアイデアを今温めています。

どんどんイノベーションが生まれていくに従いパークのエクスペリエンスにどう活かしていけるかなとか、ちょっと形にするには技術面が追いついてこないといけないんだけれども、待っててね。

『ライオン・キング』を作り終わったから、かなり大変だったけれどたくさん学んだその経験を生かしてディズニーさんのパーク部門と話してこれから話していきたいと思います。

イマジニアは映画と別の人ですから一から関係を作って行かなきゃいけないんだけど、もっと参加できることにワクワクしています。

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映画『ライオン・キング』
2019年8月9日(金)日本公開

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