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2019年8月9日(金)日本公開の映画『ライオン・キング』。

ディズニーアニメーション不朽の名作が“超実写版”として再び映画化されました。

監督は『ジャングル・ブック』を“少年以外全部CG”の実写映画にしたジョン・ファヴロー。

ディズニーでは『アベンジャーズ』シリーズの製作総指揮そしてハッピー・ホーガン役、Disney+用のスター・ウォーズドラマ『ザ・マンダロリアン』(原題)も製作総指揮を務めるジョン・ファヴローに“超実写化”の技術やパーク展開についてインタビューしました。

“超実写”の撮影方法

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実写でもアニメーションでもない“超実写化”として描かれる『ライオン・キング』。

ジョン・ファヴロー監督は、「本作を実写かアニメーションか、判断するのは難しい。これはマジックのようなもの。つまり新たに、新しい媒体を作り直していると言える」と語ります。

“超実写版”の手法とは、“バーチャル・スタジオ”を作り、そこで世界観を共有するのみならず、実写映画さながらの撮影を行うというもの。

アーティストらが描いたコンセプトアートを基に、クルー全員がVRのヘッドギアをかぶってそこに入り、バーチャルなセットの中を歩き回りながら、まるでシンバの横に自分たちがアフリカの大地に立っているかのような状態で、ロケハンします。

そしてドリーやクレーンを動かし、実写映画を撮影するように、照明やカメラアングルを決めていきます。

さらに、声優による収録も、単にマイクの前に立って声を録音する従来のアフレコではなく“ブラックボックス・シアター・テクニック”が用いられています。

全方向型のシアターを作り、カメラはカーテンの後ろに隠れた状態で録画し、キャスト全員が集合してスタジオに入り、即興劇のリハーサルのように、目線を合わせながら演技をし、録音が行われました。

子ライオンを演じたJD・マクラリーは、「VRヘッドギアを付け、大地を見渡し、プライド・ロックや象の墓場を見たりすることができた。両手のコントローラーで、上空まで行くことも出来て、なにもかも見渡せた」と語っています。

そんな、新しい技法で『ライオン・キング』を作り上げたジョン・ファヴロー監督にインタビュー。

“超実写版”の技術がくれたものについて伺いました。

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