もう、知らないからね

子どもは親に世話をしてもらわなくては生きていけません。

それなのに「そんな悪い子はもうママは知りません」「勝手にしなさい、バイバイ」「そんな我儘言うんだったら、ここに置いていっちゃうからね」と言われたらどうしようもなくなります。

こんな突き放すような脅しの言葉を言うのは止めましょうね

「泣くな!」と励ます

子どもが泣いたとき、弱音を吐いたとき「強い子に育ってほしい」の思いから「そんなことで泣くんじゃないの」「我慢しなさい」。こんな励ましの言葉をかけてしまうことがありませんか。

けれども、この励ましが続くと、泣きたいとき泣けなと感情にふたをする悪い癖がついてしまいます。

また、苛めに遭った時もグッと我慢するようになってしまいます。泣きたいときは気の済むまで泣くことで精神のバランスが保たれます。怒りたいときは怒らせ、感情を自由に表現させましょう。

自分も叩かれて育てられたから…

よく、「昔も自分が子どもの頃、親に同じようにされて育ったから」と当然のように考えている人いますが、もしタイムスリップしてみると、そこに怯えている過去の幼い自分がいるかもしれません。

自分の親を否定するのは辛いことです。ですから、人の親となったとき、自分が親から受けた体罰を正当化して、我が子にも同じことをしてしまうのかもしれません。ある意味、子育ての連鎖ですね。自分の育ちや自分の親を否定する作業は苦痛を伴うので、我が子にも同じことをしてしまうのかもしれません。

反面教師にするのは難しいかもしれませんが、自分が親になったときは強い意志をもって、親自らの感情をコントロールする必要があります。

失敗で学ぶこともたくさんある

子どもが成長していくなかで、いろいろなことにチャレンジし、何度も失敗を繰り返すことによって学び、諦めない心も育っていきます。

子どもはいずれ親元を離れて一人で生きていかなくてはなりません。“子どもが傷つかないよう”にと先回り先回りしすぎると、親がいないと何もできない子に育ってしまうかもしれません。

 “レジリエンス”という言葉があります。レジリエンスとは、“困難や挫折に遭っても頑張れる力・また困難から回復する力”などを言います。最初から制止する言葉かけが多すぎるとこれらの芽も育たなくなってしまいます。

「良かれと思って」普段かけている言葉を少しだけ見直してみませんか?

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