古川雄輝(左)と神木隆之介

 映画『太陽』の完成披露試写会が7日、東京都内で行われ、出演者の神木隆之介、門脇麦、古川雄輝、古舘寛治、入江悠監督ほかが出席した。

 2011年に劇団イキウメによって上演された同名舞台を実写映画化した本作は、ウイルスによって世界の人口が激減した21世紀初頭を舞台に、夜しか生きられない新人類ノクスと太陽の下で貧しく暮らす旧人類キュリオが下す未来のための決断を描く。

 撮影中の苦労を問われた神木は「すっごく寒かったんです。14年の真冬に埼玉の秩父で撮影したのですが、古川くんとのシーンはダムみたいな水辺で本当に寒くて。劇中で寒い芝居ができるのがありがたかったです。あれで寒くない演技はできなかった」と振り返り、入江監督も「カイロを何枚貼っているのか聞いたら、8枚ぐらい貼っていたよね」と語り、苦笑いを浮かべた。

 門脇も「人って寒くて眠いと食欲が湧くのか、いつもの2倍ぐらいの量を食べていたんです。(映画の)上がりを見たら自分がころころでびっくりしました。当時は“生命の危機”を感じました」と明かした。

 一方、古川は「神木くんは寒い寒いと言っていましたけど、一番寒くなさそうにしていました」と大げさに語っているのではと首をかしげ、「(神木は)感情をむき出しにする芝居が多くて、確かにその時は熱かった。でも寒かったよ」と暴露し、神木を慌てさせた。

 映画の見どころについて神木は「自由な発想、自由な見方ができて、一人一人が別の視点から見られる映画になっています。ゆっくり皆さんの中で育つ映画になったらいいなと思います」とアピール。

 門脇も「見終わった後丸投げされるというか、何も残してくれないというか。苦しい思いをするかもしれませんが、持ち帰ってじっくり感じてください」と観客に向かってメッセージを投げ掛けた。

 また、この日会場となったホールには女性ファンが多く集まり、キャストの登壇前からざわざわと落ち着かない様子でステージ上のキャストの立ち位置を確認して盛り上がる場面も見られた。

 神木や古川らが登壇すると熱気は最高潮に達し、絶叫とも言える歓声が会場内に響いた。トーク中も一挙手一投足に歓声が沸き上がり、客席に向かって手を振りながらの降壇時には再び黄色い声援が飛んでいた。

 映画は4月23日から角川シネマ新宿ほか全国ロードショー。