DEZERT

DEZERT 撮影:坂口 正光

ウレぴあ総研でもおなじみ(と、一方的に思っている)DEZERT。スモークのたちこめる中、静かに幕が開き、Miyako(G)の歪んだギターの音が広がっていきます。そして「息してる?」と千秋(Vo)。1曲目から『「不透明人間」』で攻めていきます。渾身の力でシンバルを叩きつけるSORA(Dr)。そして「殺意 …」の連呼から始まった『「殺意」』、『「遺書。」』と、首に負担がかかりそうな構成です。

ヘドバン後に髪を直す観客に対して「髪直してんじゃねえよ!」と千秋。そんな態度の後にサビをアカペラで歌い上げる姿が鮮烈です。赤い照明が曲の雰囲気とマッチした『「君の子宮を触る」』や『ストロベリーシンドローム』で、バンドとフロアのバトルのような雰囲気に拍車がかかります。

そして『大塚ヘッドロック』では SaZ(B)が俊敏に上手へ駆けて行き、何故か上手のマイクスタンドを使ってコーラスを行い、一方ドラム台に上り SORAからスティックを受け取るとシンバルを叩きまくる千秋。『チョコレートクリームチェーンソー』では、 SaZがベースを置きステージから降り、フロアを引っ掻き回していきます。千秋は Miyakoへ「(フロアへ)降りろよ!」と強要し、Miyakoのギターを奪いかき鳴らすカオス過ぎる状況へ。

イントロが始まるとフロアがふたつに分かれWoDが発生した『包丁の正しい使い方-終息編-』、『doze.』では再びフロア一面がヘドバン状態になり、『「切断」』そこから一転して『「擬死」』『「宗教」』でダウナーな空気に落とし込んだ後、『包丁の正しい使い方~思想編~』が始まるも、曲の途中で千秋が唐突に退場。3人のみで最後まで演奏し続け終演となりました。

カオスと熱狂に包まれて終了した「 Visual Parade」。第3回は一体どんなイベントになるのでしょうか。次回開催も楽しみです。

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます