「整体に行っても、マッサージに行っても、いっこうにコリがよくならない」

肩こりに悩む人の多くがそう感じていることでしょう。

最近、特にいわれているのが、スマホやPCを長く使うことによって起こる“現代コリ”。

肩ががくんと前に落ち、じっと猫背で過ごす時間が長くなったせいで、筋肉がこわばり、頑固なコリに悩まされるように……。

「同じ姿勢を続けることで生じるコリは実はとても頑固。そんな“現代コリ”には、筋肉だけでなく筋膜の癒着をぐいっとゆるめる手技が合っています」と話すのは経路整体師の朝井麗華さん。

かつては「西欧人は肩がこらない」といわれていましたが、スマホなど生活スタイルの変化により、「肩が重い」とコリを訴える人が増えているんだそうです。

今回は、朝井麗華さんの新著「おっぱい番長・朝井式 筋膜ゆるめ あきらめていたコリがスッキリ!」から、肩と首のコリの解消メソッドをご紹介していきます。

筋膜とは?

朝井さんのメソッドは「筋膜ゆるめ」。筋膜とは、筋肉を薄くコーディングしている膜のこと。

コリをほぐすうえでとても重要なパーツです。全身タイツともいわれるように、全身の筋膜はすべてつながっていて、一部の筋膜がヨレたり縮んだりすると、全身に影響していきます。

筋膜は同じ姿勢を15分続けていると固まり始めるほど繊細。いくら筋肉をほぐしても筋膜がそのままではそのゆがみにひきずられ、効果が半減してしまいます。筋肉と筋膜をゆるめると、身体がラクになるスピードがぐんと早まります。