野田洋次郎

人気ロックバンド、RADWIMPSに密着したドキュメンタリー映画『RADWIMPSのHESONOO Documentary Film』の公開記念トークイベントが3月12日に、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、メンバーの野田洋次郎と朝倉加葉子監督が出席した。

公開記念トークイベント/その他の写真

映画はデビュー10周年の節目である2015年の秋からスタートした海外ツアー、国内での胎盤(対バン)ツアー、約3万人を動員した幕張メッセ単独公演を走り抜けた激動の3か月に密着。野田は「自分たちの素顔なんて観て、誰が喜ぶんだろうという思い。でも、感慨深い作品が出来上がり、それを皆さんと分かち合えるのはうれしい」とファンに語りかけた。

朝倉監督が「メンバーや周りの皆さんが、快く撮らせてくれた。私はRADWIMPSに対して、集合体として魅力を感じていて、バンド、スタッフ、ファン全体が高い理想を掲げて『RADWIMPSでありたい』と思う環境が美しい」と3か月の密着を振り返ると、野田は「監督はいいオーラを放っていて、一緒にいても居心地がいい」と言いつつ、「しつこいんですよ、この人(笑)。我の強いカメラさんもいて…」と思わず本音ももれた。

海外ツアーの直前には、ドラムの山口智史が病気療養による無期限休養を発表し、「毎日が必死だった」と野田。急きょオーディションで抜てきしたサポートドラマーとの国内外でのツアーを「壮絶すぎて、よく覚えていない(笑)。でも本当に過酷なときこそ、夢見心地で集中力もすごいから、いろんな奇跡が起こりまくった。僕らにとって、かけがいのない貴重な時間だった」としみじみ語った。

『RADWIMPSのHESONOO Documentary Film』
公開中

取材・文・写真:内田 涼

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