ぬいぐるみにつけて、ぬいぐるみにおしゃべりをさせる

博報堂のプロダクト・イノベーション・チーム「monom(モノム)」は、自主開発プロダクトの第3弾として、ぬいぐるみ用のボタン型おしゃべりスピーカー「Pechat(ペチャット)」を開発した。

「Pechat」は、monomと博報堂DYグループの博報堂アイ・スタジオのデジタルクリエイティブラボ「HACKist(ハックイスト)」が共同で開発したボタン型おしゃべりスピーカー。「Pechat」をぬいぐるみに取り付け、専用のスマホアプリを操作することで、ぬいぐるみがあたかもしゃべっているように感じさせることができる。

おしゃべりの方法は四つあり、ユーザーが吹き込んだ声をかわいい声に変換してしゃべらせる「声でおしゃべり(Voice Chat)」、打ち込んだテキストを、高品質音声合成エンジンによってかわいく読み上げる「文字でおしゃべり(Text Chat)」、あらかじめ録音しておいたセリフや歌、物語などを選んで再生する「選んでおしゃべり(Tap Chat)」、子どもが話す声に反応して、自動であいづちやおうむ返しをする「自動でおしゃべり(Auto Chat)」がある。

「Pechat」は育児をアシストするためのコミュニケーションツールとして開発された。「Pechat」を通して、子どもと内緒話をしたり、一緒に歌をうたったり、お昼寝を促したり、物語を聞かせたりと、さまざまな使い方ができる。

なお、3月13日からアメリカ・テキサスで開催しているテクノロジー・スタートアップのイベント、「サウス・バイ・サウス・ウエスト(SXSW)2016」のトレードショーの博報堂ブースで「Pechat」の展示、デモンストレーションを実施している。