CPの設置地点はトレイル、ダートがメイン。中には、オフトレイルに設置されたCPもありますが、安全にアクセスできる場所に設計されています。

 

LITEは安全に楽しくが大切で、それでいながらもOMM JAPAN参加に必要なナビゲーションスキルと経験を学ぶ場となっているのです。体力・知識・経験は個人差があって当然。

ですが、入賞を目指す者やキャンプを楽しむ者など、様々な楽しみ方を見つける遊び上手が、例年数多く参加しているようにも見えます。

ナビゲーションスポーツに必要とされる基礎知識やコンパスワーク、プランニングと、ただ、走るだけではクリアできない経験を得ることができます。

なんといっても白馬岩岳で開催されているので、そのロケーションは最高。遠くに囲まれる山々や、そこから流れてきた冷たい川の水、そして、蝉の声……。7月の連休に開催されることが多いイベントなので、これを機に夏を感じる参加者も多いことでしょう。

ちなみにBIKE部門もあり、平坦な道のりとスイスイーとランナーを追い抜いていったり、山道ではランナーよりも大変な思いをしたり、羨ましいようなそうでないような気分になるのですが、山道を豪快に走っている姿を見ているとなんだかかっこいいです。

1日目の競技は10-15時の5時間で、2日目は9-13時の4時間。その間により多くのCPをクリアして帰ってくるのです。

今回取材した双子のランナー・高橋翔宇・龍宇兄弟は1日目を総合2位でゴールする快挙。2日目もその勢いのまま走りきり最終的に2位でゴールしました。

地図を見て最短距離を進むべく、道無き道を進むこともあったようで、その足は傷だらけ。さすが上位チームは違いますね。

彼らに話を聞くと、道中にどのルートを取るかで喧嘩することも。ですが、これはこの競技において“あるある”のようなものらしく、率直に意見が言い合えるからこそ良いチームなのでしょう。

そういう意味では双子は強い(?)。2日間で1000ポイント超えをした彼らですが、昨年度のポイントと重ねると今年は入賞できなかったとのこと。

そこからは、このイベントをより楽しむこと目指してやってくる参加者が増えたのかなと思います。競技性の高いJAPANもありますし、差別化が進んでいるようですね。