堀江翔太主将 堀江翔太主将

「明日こそ、初勝利だ!」。3月18日、ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズがキャプテンズラン(前日練習)に臨んだ。3月12日・チーターズ戦で31-32と『スーパーラグビー(SR)2016』歴史的1勝へあと半歩と迫ったサンウルブズが、レベルズ戦の勝利を誓った。

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マーク・ハメットヘッドコーチ(HC)は「レベルズは強度の高いチーム。ワイドに展開するのもうまい。いい選手が多く、予想外のプレーもする」と警戒した上で、「1・2戦で見せたプレーを継続する。クイックな展開を続けたい。速いアタックを継続できれば、我々が求めるゲームになるだろう」と自信を覗かせた。

堀江翔太主将も「僕だけではなく、リーダーたちで『ああしよう、こうしよう』という話ができている。選手一人ひとりがやる気に満ちて、『このチームで勝ちたい』という強い気持ちがある。日々の練習でレベルアップしている」と胸を張る。

もちろん、課題も忘れてはない。ハメットHCは「キャッチの仕方がポイントになる。(チーターズ戦は)ボールキャッチで9番を見てしまい、内側へ行ってしまった。後半は勢いがなくなった」と振り返り、早速修整に取り組んだ。堀江主将も「ディフェンスはコネクションと前を向くところ、アタックではブレイクダウンのボールキャッチの部分を練習で修整してきた」と手応えをつかんだ。

チーターズ戦で3トライを挙げ、『SR』第3節ベストフィフティーンに選出された山田章仁は「うれしいっす。これから僕個人と言うより、サンウルブズのチームで何人も選ばれるようになれば」と喜びを表現した。「カウンターが大事。それと僕らのアタックが形になっているので、それをプラスしたい」と語るとともに、前節の教訓から「80分間通して気を抜かない。リアクションの部分で集中していかないといけない」と肝に銘じた。さらに「いいトライを秩父宮で決めたい。チームを勢い付けるプレーで、勝利に貢献したい」とキッパリ。

37歳のLO・大野均も「チーターズ戦はもう少しラインアウトの精度が高かったら、結果は違っていた」と反省した。そして、「自分たちの形に持っていけば、トライをポンポン取れた。ただ相手は一発で取り切る力があるので、80分間集中したディフェンスが重要」と自信と課題を口にした。

「チームでどれだけ戦えるかが鍵。チーム一丸となって勝ちにいきたい」と堀江は言う。

『SR 2016』ヒトコム サンウルブズ×レベルズは3月19日(土)・秩父宮ラグビー場でキックオフ。明日は来場者全員に特製タオルをプレゼント。同じく秩父宮で開催される4月23日(土)・ジャガーズ戦、5月7日(土)・フォース戦も含め、チケット発売中。