横浜の家具マイスターがリフォームを担当

今回、横浜アリーナの備品を使った家具の製作を担当されるのが、横浜市が指定する家具マイスター・内田勝人さんです。

内田さんは、蓮華草元町工房という家具工房を運営。大正天皇のキャビネット修復、横浜開港記念会館貴賓室、山手カトリック教会などの家具の製作・修理を行ってきました。

数々の家具の製作を行ってきた内田さんに、今回のプロジェクトの意気込みなどをお伺いしました。

――今回、どんなものを作ろうとお考えですか?

メインは、横浜アリーナの座席の座面を使ったスツールですね。そのほかは、舞台の台にになる板を使ってテーブルを作ったり、控室の鏡を使って一面鏡を作れればいいなと思っています。

――いつもの家具製作とは大きく異なると思うのですが。

イスひとつとっても、普通のイスとは違いますので、固定できるのかとか強度のこととかを考えなくてはいけない。また、スツールは背もたれがないので、表現できる部分というのがごくわずか。そのなかでどういう表現ができるのか、デザインのほうが時間かかりそうですね。

――リサイクルということで、何か思うところはありますか?

横浜の施設を廃棄しないで有効活用できるということは、前向きに考えていきたいですね。おそらくスツールは200個くらい。全体の数でいったらそれほどの数ではないでしょうが、微力ながらお役に立てればと思います。

リニューアル前の横浜アリーナの想い出をお手元に

27年の想い出が染みこんだ横浜アリーナの各備品は、内田さんをはじめとしたさまざまな職人やメーカーの手によって、新たな生命が吹き込まれます。

販売開始は4月1日(金)から。「チケットぴあ」特設サイトにて予約受付となります(「チケットぴあ」特設サイトは4月1日オープン)。

横浜アリーナの数々の想い出を身近に感じていたいという方は、ぜひご購入の検討を。

Mac、iPhone、iPad、Android、デジカメ、楽器、革小物、コンビニ、水族館、100円ショップ、プロ野球、女子バレーボール、女子ボーリングなどなど、多方面に興味を持つ雑食系ライター。千葉県在住。北千住や上野、池袋、新橋などの飲み屋に出没。たまにiPad1台でDJやってたりもします。