見た目の話はやめておこう

今回、やめておくことを強くオススメしたいのが、人の身体的な特徴に関する批判です。

実は、グサッと来やすいのは男性のほうではないかなと思ったんですよね。

というのも、年齢とともに頭皮に若干の問題が……申し訳ないのですが事実ですよね。そう、これも、わざわざ言葉にして伝える必要のない事実というもの。

もともと問題を抱えていたり。年とともに気になり出したり。そういった肉体的な欠点をあげつらうとどれだけ傷つくことか、すでに学習済みの人は多いはず。

そもそも、見た目のことなど話題に選ばないほうがいいのです。

気軽に口にしている人を見かけますが、思った以上に危険な行為。話がつまらないなどといった内面に関する批判よりも性質が悪いことです。

もちろん、誉めるつもりだとしたら話は別。素敵だな、かっこいいなと思ったのなら、その本音はどんどんどんどん伝えるに限ります。

欠けた部分に愛着を持つ

完璧な人なんていません。誰しも、弱みは持っているもの。それを、よりによって味方になってほしい人からわざわざ声高に言われた時、人の心はえぐられる……。
誰かの言葉によって苦しんだ体験は、そのことを教えてくれます。

弱点を見つけてそこを攻撃することは、敵対行動に似ていませんか?

人を好きになるというのは、欠けた部分を愛おしく感じることのはずなのに。

相手の問題点は大目に見ること。もしくは、欠損を含めて愛着を持つことが、とても大事です。

もし相手の悪いところが目についてイラッときても、口に出す前に深呼吸して考えてみましょう。そのセリフを言われたら、自分だったらどう感じるのかを。

きつい言葉で傷つけられた痛みを知っているあなただから、できることがあるのです。どうか、相手に思いやりを持って話すことのできる、イイ女になってくださいね。

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。