『アベンジャーズ』

ロバート・ダウニーJr.、スカーレット・ヨハンソンら豪華キャストが共演する今夏公開のアクション超大作『アベンジャーズ』で“究極のチーム”を率いる謎の男、ニック・フューリーを演じるサミュエル・L. ジャクソンの最新インタビューが届いた。

その他の写真

『アベンジャーズ』は、天才発明家のトニー・スターク=アイアンマンや、怒りによって巨人に姿を変える科学者ブルース・バナー=ハルク、神々の国を追われたソー、謎の女スパイであるブラック・ウィドウら最強の力を持つ者たちが、はからずもひとつのチームに集められ、自らの過去や苦悩と向きあいながら、地球に迫る脅威と壮絶な戦いを繰り広げる姿を描いたアクション超大作だ。

本作でジャクソンが演じるのは、世の中にその存在を知られていない謎の組織S.H.I.E.L.Dに所属する男、ニック・フューリー。アベンジャーズを率いて、地球の危機に立ち向かう重要人物だ。ジャクソンは、かつてない規模で製作された本作について「革新的な映画」だと説明する。「映画史には、特定のジャンルや題材、キャラクターの描き方に革命をもたらすような作品がいくつか存在する。この映画は、壮大なセットで最強のヒーローが暴れ回り、次々に色んなものが吹き飛ぶ、というお決まりの醍醐味だけじゃなく、観客が思わず物思いにふけるような親密で心揺さぶるシーンや、向かうところ敵なしのはずの最強のヒーローたちが、かつてない強大な敵を前に自信を失い、恐怖心をあらわにするような瞬間、といったまったく新たな要素がこの映画には詰まっているんだ」。

ちなみにフューリーは“チームメンバーの心を掴み、人を動かす”ことにかけて圧倒的な力を発揮する男らしい。ジャクソンは、自身とフューリーの共通点について「強靭な精神をもつという点では共通するものがあると思うし、思想家だというところも似ているね。でも僕は基本的に平和主義者だから、彼のように暴力で事を解決するようなことは、絶対にないだろうな」と回答しつつも「彼は人を操ることにかけては天下一品だけど、それもある意味、俳優の仕事に共通する部分があると思うんだ。僕たち俳優の仕事は与えられた役柄を巧みに演じきることで、観客を物語の世界にひき込み、感情を操って共感を呼ぶことだからね」と分析する。

『スター・ウォーズ』サーガのような歴史的大作から、『コーチ・カーター』を始めとする感動作まで幅広いジャンルの作品で名演を見せてきたジャクソンだが、本作の“革新”ぶりには大きな自信があるようで、日本のファンに「これまで見たことのないようなシーンの連続に、いまだかつてない興奮を味わうこと間違いなしだ。何度も繰り返し劇場に足を運んで、『アベンジャーズ』現象を盛り上げて欲しい」とメッセージをおくっている。

『アベンジャーズ』
8月17日(金) 3D/2Dロードショー