PCの国内出荷実績(2012年3月、JEITA)

電子情報技術産業協会(JEITA)は、2012年3月と2011年度(11年4月~12年3月)の国内PC出荷実績(個人と法人の合計値)を発表した。

3月の出荷台数は、前年同月比22.1%増の137万7000台で、2か月連続で2ケタ伸長となった。内訳は、デスクトップPCが15.6%増の36万1000台、ノートPCが24.7%増の101万6000台。個人向けの春商戦がノートPCを中心に好調だったほか、法人向けではリプレース需要が堅調だった。

出荷金額全体では1.0%減の958億円。このうちノートPCは、「A4型・その他」が4.3%減少し487億円だった一方、「モバイルノート」が22.6%増の218億円と大きく伸長し、ノートPC全体では2.7%増の704億円とプラスとなった。デスクトップPCの金額は9.90%減の254億円だった。

2011年度(11年4月~12年3月)トータルの出荷台数は、個人向け、法人向け需要ともに好調で、8.0%増の1127万7000台となった。2007年度以降では過去最高となり、2年連続で1000万台を超えた。内訳は、デスクトップPCが1.9%増の330万9000台、ノートPCが10.8%増の796万8000台。出荷金額は、デスクトップPCが11.7%減の2669億円、ノートPCが3.0%減の6000億円で、全体では5.8%減の8669億円だった。