井上小百合

映画『フラガール』が10月に舞台化されることが決定した。

2006年に公開され、キネマ旬報ベストテン1位、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した日本映画の傑作「フラガール』。李相日が監督を務め、昭和40年代、需要の下がる福島県いわき市の炭鉱町を背景に、常磐ハワイアンセンター設立までのエピソードを映画化。フラガールに生まれ変わっていく少女達を笑いと涙で描き、大きな感動を呼んだ。

フラガールたちにはフレッシュなキャストが集結。フラガールのリーダー谷川紀美子役に、乃木坂46の井上小百合。かつては都会のダンサーだったにもかかわらず炭鉱の娘達にフラダンスを指導することになる平山まどか先生役に元℃-uteのリーダー、矢島舞美。映画版では南海キャンディーズの山崎静代が演じた、父親に勧められフラガールに参加する引きこもり・熊野小百合役に富田望生。また、フラガールのメンバーには、ドラマ『トクサツガガガ』のみやびさんで話題の吉田美佳子、『おっさんずラブ』のまいまい役で個性派女優として注目の伊藤修子なども顔を揃える。

フラガールたちをとりまく男優陣には、「熱海殺人事件」で3年連続主演を務めた味方良介、ボーカルユニットSOLIDEMOのボーカリスト中山優貴らが出演。また炭鉱を支え続ける事が女の生き方と信じ、娘・紀美子と対立する母親 谷川千代役に有森也実、炭鉱を閉じ常磐ハワイアンセンターへの計画を進めるも、頼りない企画部長・吉本紀夫役は、NHK 朝の連続ドラマ小説『朝が来た』で炭鉱夫の主を演じた山崎銀之丞が出演。また新作舞台化するにあたり河毛俊作が総合演出を、岡村俊一がプロデュースと構成演出を務める。

日本映画の傑作を再び蘇らせる、舞台「フラガール」。公演は10月18日(金)から27日(日)まで東京・日本青年館ホール、11月2日(土)から4日(月・祝)まで、大阪・サンケイホールブリーゼにて。チケット一般発売は9月予定。