ウォンバットは穴を掘る習性があります。 (撮影・ 都築英哲)

そんな〈ヒロキ〉愛にあふれた本が出版されました

ヒロキの他にも様々な動物園で暮らす生き物たちをとりあげるブログ「bonsoir(ウォンバットの記事はこちらから)の執筆者のひとりである都築 英哲さんが『ヒロキと六つの大陸と一つの島 そして100万匹のウォンバット』(J’animalブック)という本を上梓しました。

2009年くらいから動物園に通うようになったという都築さん。映画にもなったベルリン動物園のホッキョクグマ「クヌート」がきっかけで、色々な動物園に足を運ぶようになったとのこと。

最初にウォンバットを知ったのは、多摩動物園のチューバッカ(死亡)との出会いから。ウォンバットという動物自体に興味を持ち、金沢動物園のウォンバット、ヒロキにも会いに行くようになりました。動物園でゆうゆうと生活する、おでこに三本線の入ったおじいちゃんウォンバットのヒロキの魅力に夢中になり、かなりの頻度で通うようになったそうです。

金沢動物園は約12万平方メートルの広大な敷地内で草食動物を飼育する動物園です。交通機関を使って行く場合は、京急線金沢文庫駅からバスで約12分。自然に囲まれ、動物たちがゆったりと過ごしている素敵な動物園です。

都築さんは「書籍やカレンダーの反響によって、動物園に再びウォンバットがやってくるかもしれない、〈金沢動物園にはヒロキというウォンバットがいた〉ということを風化させないためにも、ウォンバットを呼ぶことができれば…」という期待を込めてこの活動をしているそうです。