興梠慎三(浦和レッズ) (C)J.LEAGUE

嫌な流れを断ち切るのは浦和レッズか、松本山雅FCか。『明治安田生命J1リーグ』第24節で両クラブが激突する。

【チケット情報はこちら】

浦和は前節・ヴィッセル神戸に完敗。5戦勝利なしと浮上のキッカケを掴めなかった相手に0-3で勝点3を献上したのだった。3試合連続引き分けの後の敗戦で、8勝6分9敗・勝点30の10位と勝率5割を切った。途中出場ながら戦線復帰したMF柏木陽介は試合後、「前半から見ていてもどうしても前を向けていない。リズムを変えられなかった。経験のある選手が多い中、失点の時間帯を含めてもっとコントロールしていかないといけない。負けるにしても負け方が良くない」と反省の弁を述べた。

柏木の本格復帰をエース興梠慎三も歓迎していることだろう。決定機の演出家でもあるレフティは、常に興梠の姿を視界にとらえている。背番号30が動き出せば、背番号10がパス一閃。浦和のホットラインの復活が待たれる。

興梠慎三は前節にJ1通算400試合出場を達成した。次なるターゲットはJ1史上初となる8年連続ふたケタゴールである。今季はここまで9ゴールをマーク。次節・ホームで偉業達成といきたいところ。

対戦相手の松本はさらに苦しんでいる。リーグ戦10試合で勝利なし、4勝8分11敗・勝点20の17位に喘いでいる。前節も名古屋グランパスを相手に勝点3を目前で逃した。

8月18日、名古屋のボールホルダーに圧力をかけて、高い位置からボールを奪った松本は果敢にシュートを放っていった。わずかシュート2本に終わった第22節・清水エスパルス戦とは打って変わって積極的な姿勢を貫いた。

残り10分、MFセルジーニョのロングパスにFW永井龍が抜け出し、松本が待望の先制点を獲得。だが、好事魔多し。後半アディショナルタイム、最終ラインに回ったエドゥアルド・ネットのロングフィードに途中出場したFW赤崎秀平が走り抜けヘッド。土壇場でドローとなった。ガクッとくる引き分けにも、反町康治監督は「直近2試合で得点の取れていない中で、今日の試合は果敢にゴールに向かう姿勢をJ1に上がってから一番感じられた。今後につながるところは少し見えたかなと思う」と前を向いた。

リーグ戦3戦全勝と相性のいい浦和が1か月ぶりの勝利を飾るのか、それとも松本が3か月ぶりの勝点3を持ち帰るのか。『明治安田J1』第24節・浦和×松本は8月23日(金)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。試合当日は来場者全員に「ベビースターポテト丸」をプレゼント。「ウォータースライダー」や「トロピカルアイランド」、「ふわふわサッカーボール」「ぴちゃぴちゃ広場」など、子どもに人気アトラクションも登場。チケット発売中。