フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2012 フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2012

ミューザ川崎シンフォニーホールが主催する夏のクラシック音楽祭「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2012」が今年も開催。会場は、東日本大震災による被害に伴い、現在復旧工事中のミューザ川崎シンフォニーホールに代わって、川崎市内各地のホールを利用して行われる。

「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2012」の公演情報

2005年より毎夏開催されている「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI」は、川崎市のフランチャイズオーケストラの東京交響楽団をはじめ、首都圏で活躍する9つのオーケストラの競演がメイン。ほとんどの公演のチケット価格が2000~3000円で、公開リハーサルや出演者によるトーク、音大オーケストラによる公演などが盛り込まれ、クラシック通からビギナーまで親しめるコンセプトで好評を博している。

3月28日に行われた記者会見には、川崎市長の阿部孝夫、同ホール・チーフアドバイザーの秋山和慶、東京交響楽団楽団長の大野順二が登壇。「今回のフェスタは“まちじゅうにオーケストラがやってくる”と題して、川崎の夏を盛り上げたい」(阿部孝夫)、「川崎市は、昭和音楽大学と洗足学園音楽大学という2つの音楽大学を擁しています。彼らの高い実力をぜひ聴いてください」(秋山和慶)、「フェスタ サマーミューザは、サイトウ・キネンやラ・フォル・ジュルネと並ぶ代表的なフェスティバルになりつつあります。音楽に勝ち負けはありませんが、他の首都圏のオケと同じ土俵で競演するのには、やっぱり気持ちが入ります!」(大野順二)と、それぞれと抱負を語った。

「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2012」は、7月28日(土)から8月12日(日)まで、昭和音楽大学 テアトロ ジーリオ ショウワ、洗足学園 前田ホール、川崎市教育文化会館、川崎市多摩市民館にて開催。チケットは発売中。

また、これまでフェスタ サマーミューザの人気企画だった「こどもフェスタ」は、さらにバージョンアップ。7月22日(日)から26日(木)に、ミューザ川崎シンフォニーホール音楽工房にて開催される。詳細は5月中旬に公式サイトほかで発表予定。

現在復旧工事中のミューザ川崎シンフォニーホールは、2013年4月1日にリニューアルオープン予定。安全面を最優先しつつ、これまで以上の音響を目指して、復旧が進行中。リニューアル後は、式典コンサートや、海外の名門オーケストラの公演などが企画されている。