早速、このスタイルに挑戦してみたところ、ゴールデンウィーク明けのテストでは、全てとはいかないものの半分ほど記憶されていたのです。新出の漢字の半分を覚えていたわけですから、これは凄いこと。

そして、残りの時間を使って復習を行うので、1年間で完全に漢字を覚えることができたのです。

ここでのポイントは、「1年間に学ぶ量を予め理解している」ということ。この全体が見えるということが、勉強が苦手な子どもにも良い影響を与えているのです。

4月だからこそ、やるべき理由

「勉強が苦手な子は、授業についていけるかどうかの不安が常にあるために集中できません。集中できないから頭に入らない、という悪循環に陥っています」と陰山さんは同書で指摘。

1年間で習う全ての漢字を見せることで、「たったこれだけか!」と思わせるのです。すると、どんな生徒でも安心して授業に集中することができるというのです。

また、4月は、子どもたちが最も「やる気」のあふれる時期でもあります。

「クラス替えしたばかりで、まわりは自分のことをよく知らずクラスでのポジションが決まっていません。ポジションが決まるのは5月下旬頃です。そのときまでに勉強ができるようにしておくと、『成績のいい子』とまわりから見られるようになります。人というのはまわりから見られた通りの人間になりますから、本当に『成績のいい子』に生まれ変わるチャンスです」(同書より)

なるほど。そういう意味では、この新学期からゴールデンウィーク明けに向けては、どんどん勉強して、吸収することが良いようですね。いいスタートをきって、気持ちの良い1年間を過ごしてください。