サプライズで登場した菅田将暉

 映画『暗殺教室 -卒業編-』の大ヒット御礼舞台あいさつが2日、東京都内で行われ、主演の山田涼介と羽住英一郎監督が登壇した。

 本作は、人気漫画を実写化した『暗殺教室』の続編。謎の黄色いタコ型超生物・殺せんせーと、その暗殺を政府から託された生徒たちとの戦いを描く。

 この日は映画プロモーションの最終日。五つの劇場の舞台あいさつをはしごしてきた山田は「やっぱり寂しい…」と胸の内を明かしながらも、「『暗殺教室』は、自分の心の中でもずっと生き続ける作品だと思うし、今後の山田涼介の人生においても必要不可欠な作品になったと思う」とコメント。

 晴れやかな表情で「これだけの人に愛してもらった作品ですから、『暗殺教室』は絶対に終わらない、皆さんの気持ちの中で生き続けてほしい」と客席に呼び掛けた。

 イベント中盤には、山田の“卒業”を祝福すべく、共演者の菅田将暉がサプライズで登場。「うわぁ!?何やってんの?」と驚く山田を、菅田は「お疲れさま」と熱烈なハグでねぎらった。

 菅田は「おまえ、かわいい目してるな。ウルウルしてるやん」とからかいながら「全然気付いてなかったやろ」とニヤリ。山田は「そりゃそうだよ!」としながらも、「本当にサプライズ好きね。この組は…」とうれしそうだった。

 プライベートでも仲がいい2人は、3日前にも一緒に食事に行ったそう。山田は「いつか大人になって、どっちかに子どもができたらという話をした。将暉の子どもが俺の膝とかをエイって蹴ってきたらマジでキレるからな!というような…」と会話の内容を明かし、「そんな先のことも考えるぐらい良い仲になった」としみじみと語った。

 菅田も「同世代のジャニーズの人であり、ずっとテレビに出ている人という印象だったので、もちろん共演はうれしいし、山田涼介って、こいつがナンバーワンだみたいな感じがある。僕としてはありがたい存在。いわゆる切磋琢磨(せっさたくま)、仲間、ライバルそんな言葉が全部詰まった相手だと思う」と山田に対する熱い思いを語った。

 今後の関係については「変わらないと思う。ずっと一緒にいられると思う」と共に笑顔を見せた2人。山田は「本当に桁違いに演技がうまいので尊敬している」と俳優としても菅田に刺激を受けていることを明かし、「また絶対に一緒に仕事をしたい。大人になった時に2人で渋い演技とかができたらいいな…。その時は羽住監督お願いします!」と将来に思いをはせた。