姿勢を意識して効率的で美しく楽なランニングフォームを身につけよう

暖かくなってきて、ランニングする人も増えてきました。また、冬場にトレーニングした成果を発揮する大会も近いランナーは多いのではないでしょうか。

とはいえ、フルマラソンの30km以降に不安を抱えているランナー、膝や足首に不安を抱えつつトレーニングを積んでいるランナーも多いのではないでしょうか。

そこで後半の失速、故障を防ぐ5つのランニングフォームチェックポイントを、今回は駒澤大学で箱根駅伝4年連続出場し、2001年カナダ エドモントン世界陸上マラソン日本代表の西田隆維さんにモデルになってもらい、ご紹介します。

ランニングフォームは、筋力、骨格、バランス、柔軟性等の組み合わせで動きを形成します。骨格や筋力の付き方などは人それぞれ違うため、このフォームで走れば大丈夫というものはありません。大切なポイントを意識して効率的で美しく楽な自分に合ったフォームを目指しましょう。

まずはランニング仲間とスマホやデジカメを使って、動画撮影(または静止画の連写)をしてもらって、以下の5つのポイントをチェックしてみましょう。

【ポイント1:正しい姿勢】

◎GOOD:背筋をまっすぐのまま前傾姿勢
×BAD :背中が丸って前傾&腰をそって後傾→脚力に頼った走りになって、レース後半、脚がつる(写真の赤線が丸まったり、後ろに倒れていたらNG)。

★対策1:視線を高くする。5~10m先を見る
★対策2:体幹部の筋力UP(元気なうちはGOODな姿勢をキープできても、疲れてくるレース後半BADなフォームになることも。それを防ぐには体幹トレーニングが効果的)