「振り返ればいい思い出」という言葉がありますが、個人的には、怒涛の1年は振り返ろうにもほとんど記憶がない、というのが実感でしょうか(笑)。

できれば「夫婦だけでなんとかしよう!」と頑張り過ぎず、ママとパパでタッグを組みつつ借りられるものはネコの手でも借りて、さらに手を抜けるところは正々堂々と抜いて(←これが一番大事かも?)新生児~乳児期を駆け抜けてください!

「見分けつくの?」

「まぁそっくり! でも、ママはさすがに見分けがつくんでしょ?」

と、何度尋ねられたことでしょう。しかしながら、親にもしばらく見分けがつかないくらい、そっくりな双子もいます。

我が家の場合、一卵性ということもあって性別も同じ、顔も瓜二つ。身長もミリ単位まで変わらず、体重はたった2g差! クリップ1個分の重さしか変わらない、奇跡の双子だと産院で話題になったほどでした。

お腹の中で双子各々の成長に差がないというのは「双胎間輸血症候群」の危険性等から考えても非常に幸運でありがたいことなのですが、生まれてからの識別という点では、そっくり過ぎるのも少し困るというか。ひとたび取り違えたら一生、そのままになってしまうわけですから。

そこで産院の助産師さんのアドバイスを受けて、病院で出生時に付けてくれる患者認識バンドを、退院後もずーっと付けていました。通常は病院を出る際にハサミを入れられてしまいますが、不安のあるママは「切らないで~!」とお願いしてみましょう。

ただそのうち、バンドが食い込むようになってくるんですよね。そんなになるまで放置している親も親ですが、それだけリアル『とりかへばや物語』になるのが怖かった!(笑)

そこであらためていろいろ試し、最終的に手首や足首にマジックテープで着脱できるSassy(サッシー)の「チャームバンド」に落ち着きました。かわいらしくて、洗えて、しかもそんなに高くない。時々、上の子がバンドを入れ替えるいたずらをしようとしてハラハラさせられましたが、性格や顔つき、蒙古斑の柄などで識別に不安がなくなるまでの間、大活躍してくれました。

ひと口に双子といっても千差万別、あなたのお腹の赤ちゃんたちはどうでしょう? そっくりかしら、それともママ似とパパ似に分かれるかしら? 双子の出産には、そんな楽しみもありますね!