大張正己「自分が描いたディテールがしっかりと出てる」

--大張さんが深く制作に関わった「ダンクーガ」を立体化した『METAMOR-FORCE 超獣機神ダンクーガ リアルタイプカラーver.』が、限値練から発売されます。ぜひ大張さんにレビューをしていただきたいと思っています。

大張:リニューアルした「ダンクーガ リアルタイプカラーver.」の現物を見るのは今日が初めてですね。

--その第一印象、感想を聞かせてください。

大張:よく出来てますよね。バンダイさんの「超合金魂」の時もびっくりしましたけど、(造形の)技術の進歩がすごいですよね。

千値練:金型も(前回から)一部修正をかけています。本編や大張さんの版権イラストのテイストを出したいという思いから、今回の「ダンクーガ リアルタイプカラーver.」を作り上げました。

大張:これ本編に一番近い色なんですよね。ちゃんとした「形」として、千値練さんのダンクーガが、大張版ダンクーガに一番近いなって思うんですよ。 最近の私のディテールなんかも落とし込んでもらえて、変形合体もしますしね。

千値練:そりゃもう大張さんのアートワークをじっくりと観察しましたからね。

--今回の造形で一番気に入っている部分ってどこなんですか?

大張:んん~、やっぱり顔ですかね。いい顔していますよね。うん。それと胸(ビックモスのプレート)も気に入ってますね。自分が描いたディテールがしっかりと出てるんですよ。

--胸、ですか。

大張:えぇ、自分がダンクーガを描く時って、毎回少しだけディテールを変えてるんですよね。あえて。意図的に。BDのジャケットイラストはおもちゃのディテールを入れてそれっぽくしてみたりね。

千値練:そういうのをいろいろチェックして、今回のディテールに取り入れていきました。

大張:あと手、手ですね。

千値練:第1関節から動くようにしましたからね。いわゆる「大張手」も楽しめますよ。

--ロボの手を描くときに参考にしているものってあるんですか?

大張:参考ですか。やっぱり自分の手ですよね。実際に自分の手でポージングのイメージを膨らませて書いてます。指の表情って大事ですからね。

--他にはどんなところがグッときましたか?

大張:このヒザのギミックが凄いですよね。これ、整合性が取れていて。すごく良い。全体のプロポーションもしっかりしてますしね。

千値練:これまでにあった造形物とは違ったアプローチをしなきゃいけないなって考えもあったので、そこは気合を入れてがんばりました。ポージングもしっかりと“再現”を楽しめるように。

参考画像(METAMOR-FORCE 超獣機神ダンクーガ)

--つまり「ダンクーガ リアルタイプカラーver.」は大張さんのテイストの“いいとこ取り”というわけですか。

大張:早い話がそうですね。 非常に良く出来ていると思います。「ダンクーガ」って有機的じゃないんですよね。スーパーロボットとリアルロボットの中間というか、ハイブリットを目指して作られているんですよ。そういうのも表現されてますよね。

--大張さんに太鼓判を押していただいたところで、こちらの「ブラックウイング リアルタイプカラーver.」も近日中に発売されるんですよね。

千値練:そうです。8月を予定しています。もちろん大張さんのデザインを参考にして作りました。

大張:ブラックウィングは私が担当でしたからね。パイロットスーツとかも描かせてもらいましたよ。

『ダンクーガ リアルタイプカラーver.』数量限定で追加受注、決定!

限定アイテムを取り揃える千値練のブランドショップ「限値練(げんちねる)」にて、 受注期間を延長して販売を再開!数量はわずかとなっているそうです。

■METAMOR-FORCE 超獣機神ダンクーガ ~リアルタイプカラーver.~
[販売サイト]限値練(げんちねる)特設ページ
[受注期間]4月12日(火)12:00~4月17日(日)21:00まで
※ 数に限りが御座います。売り切れになり次第終了となります。ご了承ください。

■METAMOR-FORCE 超獣機神ダンクーガ ブラックウイング ~リアルタイプカラーver.~
[販売サイト]限値練(げんちねる)特設ページ
[受注期間]4月1日(金)12:00~2016年5月15日(日)21:00まで
※ 数に限りが御座います。売り切れになり次第終了となります。ご了承ください。

© PRODUCTION REED 1985 映像制作 (株)プロダクションリード

フィギュアとアニメが大好きなオタク系ライター。「ねとらぼ」や「INSIDE」など、ウェブメディアを中心に活動中。好きなキャラは「初音ミク」。夢はコミケにサークル参加すること。