『ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(C)Lucasfilm 2016

『スター・ウォーズ』サーガの知られざる物語を描く映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の特報映像が解禁になり、全世界の映画ファンの注目を集めている。これまでのシリーズの世界観、デザインを引き継いだ作品だが、映像の質感やテイストはこれまでの作品とは少し異なっており、“まだ誰も知らないドラマ”であることを強く印象づける内容になっている。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』特報映像

『スター・ウォーズ』サーガは、“エピソード”で束ねられた物語だけでなく、そこでは描かれることがなかったドラマや物語が、映画、ドラマ、小説、コミック、アトラクションを舞台に描かれてきたが、『ローグ・ワン…』は、最初に劇場公開された映画『スター・ウォーズ』でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の巨大要塞“デス・スター”の設計図を反乱軍が入手するまでの熾烈な戦いを描いた作品だ。

このほど公開になった映像では、数々の犯罪を重ねながら孤独に生きてきた主人公のジン・アーソが、反乱軍の中に入り、作戦を率いる立場になって、帝国軍が開発を進めている宇宙要塞の設計図を入手するべく行動する過程が描かれる。主演のフェリシティ・ジョーンズやドニー・イェン、フォレスト・ウィテカーらも登場し、これまでの『スター・ウォーズ』で描かれてきたキャラクターやデザイン、おなじみの音楽も登場する。

一方で、これまでのシリーズ以上に接近格闘や集団バトルなどハードなアクションが描かれ、登場人物はみな“ひとクセ”ありそうなキャラクターばかり。これまでの作品はすべてフィルムで撮影されたが、本作は最新のデジタルカメラ“Arri Alexa 65”で全編を撮影しており、シャープで陰影に富み、寒色に寄せた色づかいの映像が新鮮に感じられる。

昨冬に公開された『…フォースの覚醒』は全世界に熱狂的なファンをもつサーガの伝統を継承し、そこに現代的なテイストを融合をさせることで、記録的なヒットを飛ばしたが、『ローグ・ワン…』ではこれまでのシリーズを愛するファンにとっても新鮮な魅力があり、これまでのシリーズを観ていなくても飛び込んでいけるような作品になりそうだ。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
12月16日(金) 全国ロードショー

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
4月27日(水) デジタル配信開始
5月4日(水) MovieNEX発売

『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』
2017年12月15日(金) 全国公開