パラサポ顧問を務めるマツコ・デラックス

 日本財団および日本財団パラリンピックサポートセンターによる、東京2020パラリンピック競技大会に向けた新事業記者発表会が8日、東京都内で行われ、パラサポの顧問を務めるマツコ・デラックスほかが出席した。

 新事業として、バリアフリー地図アプリ「Bmaps」のリリース、パラスポーツ体験型授業「あすチャレ!スクール」の開始が発表された。“顧問”の肩書きについて、マツコは「こういう大きい団体になると肩書きが付かないと入れないみたいで。サポートやお手伝いをしているだけだから顧問って言わないで」とかたくなに否定した。

 レストランや交通機関などのバリアフリー情報を投稿・閲覧できる「Bmaps」ついても、「すべて自分の責任だけど、私もトイレがすごく小さかったり、普通に入れると思っていたお店に入れなかったりする」と実体験を語り、「できる限りの事をいたします。入り口の幅広い所とかスロープのある所とか、暗記しているからいろいろ書き込めるわよ」と興味を示した。

 実際に車いすに乗ったマツコは、用意された低い段差も「車いすに乗っただけで山みたいに見える。いつもは何でもない段差なのに、恐怖になる」と悪戦苦闘。司会を務めた平井理央に押してもらっても越えることができず、「車いすで生活している人はすごいと思った。人生で一番、痩せようって思ったかも」と語った。

 また、2020年の東京五輪までには「もうちょっと大人になっていたいかな」と目標を掲げ、「どうしてもオリンピックが終わると燃え尽き症候群じゃないけど、盛大にクロージングもするでしょう。順番を変えられないかな。全体的にお祭りですという感じにやれたら面白いのに。顧問としてではなく、個人的に思っています」と期待を寄せた。