時代の波だよね… 絵:©くびたろう

<定番も進化形もありの設定編>
1:「実は双子だった!」設定は今も健在。入れ替わったり、兄弟のために復讐したり……。逆に「双子じゃなかった!」設定もあり。

2:ひとつのテーマじゃ物足りない? ラブストーリー+サスペンス、ファンタジー+ミステリ、ロマコメ+ホラーなど、複合ジャンルが流行中。

3:金持ちの親たちは、息子・娘の恋人(ほぼ貧乏)を追い払うのに手切れ金を渡す。突き返されること多いけど…。

4:「幽霊が見える」「匂いが見える」「無痛症」「過剰記憶症候群」……主人公の特殊能力が絶賛進化中。

5:おじさま中心の時代劇が若手にシフト? 注目のイケメンやK-POPスターを起用して目の保養

6:話してみればすぐわかるのに、「実は…」と言いかけたところで事件が起きる。会えば解決なのに、会う寸前で事件が起きる。ああ、すれ違い。

7:アジュンマ達はいつでも元気。刑事、ムショ帰り、シングルマザーでもたくましく生き抜く、逆境に負けないおばちゃんパワーですかっと爽快。

8:一生懸命育ててきたのに、その態度はなんだ!? ホームコメディでは親と身勝手な子どもたちのバトルが勃発!

9:身分違いの恋は今でも大定番。最近は、現実離れしたシンデレラストーリーよりも、よりリアルな“格差カップル”が人気。身近に感じられる格差恋愛に妄想も加速。

10:サスペンスドラマにはどんでん返しが必須。最近は、裏をかきすぎ、どんでんしすぎで、一度見ただけでは理解不能に。メモのご用意を!

【関連】
『七転び八起きクヘラ『黒の旋律』『野王~愛と欲望の果て~』『ルビーの指輪』『瑠璃<ガラス>の仮面』『ピノキオ』『秘密』『君の声が聞こえる』『神の贈り物-14日』『主君の太陽』『ドクター異邦人』『春の輪舞曲<ロンド>』『貴婦人』『チョヨン~幽霊が見える刑事~』『匂いを見る少女』『リメンバー~記憶の彼方へ~』『六龍が飛ぶ』『華政:ファジョン』『夜を歩く士(ソンビ)』『王の顔』『夜警日誌』『剣と花』『ミセスコップ』『伝説の魔女』『優しくない女たち』『変わった嫁』『家族なのにどうして~ボクらの恋日記~』『ワンダフル・ラブ』『宝石ビビンバ』『ソル薬局の息子たち』『青い鳥の輪舞<ロンド>』『風の便りに聞きましたけど!?』『上流社会』『傲慢と偏見』『スリーデイズ~愛と正義~』『秘密の扉』『追跡者〔チェイサー〕』など

2016年版の韓国ドラマ“あるある”、いかがでした? ずらっとポイントを挙げてみたら、昔からそんなに変わってなかった!?

アジアンエンタメライター。香港映画『霊幻道士』に衝撃を受け、以来、香港・台湾・中国・韓国などのアジアのエンタメを追求中。雑誌「韓流ぴあ」、「月刊スカパー!」(ぴあ)のライターを務めるほか、「韓国テレビドラマコレクション」「K-POPコレクション」(キネマ旬報社)の監修も手掛けています。

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