今度こそ貯金したい?給与振込日前にこれだけやっておけば誰でも貯められるようになる、たったひとつの「やりかた」を、お金の専門家がお教えします。

フレッシュな気分で働き始める4月、実はお金を貯め始めるのに最適な季節

4月は大卒新人が社会人となって働き始めたり、転職や再就職に伴い職場を一新して働き始める人の多い季節です。人事異動で支店を変わったり社内の部署が変わった、という人もいるでしょう。

実はお金を貯め始めるのに最適のタイミングは「1月」と「4月」です。「1月」はお正月、「4月」は年度初めということでそれぞれ「今月からは!」と気合いを入れ直すのに良いタイミングだからです。

今まで「貯めようと決意しても、うまくいったことがない」という社会人の人や、「これからどう貯めていけばいいのか分からない」と手探り状態の新社会人のために、驚くほど単純で、確実にお金を貯める方法を紹介したいと思います。

ただひとつの手続きの有無が、あなたの1年後の貯金額をほぼ決定付ける

お金を貯めるために、強く決心したり、毎日の買い物で節約を意識する人はたくさんいますが、実はもっとシンプルに考えたほうがうまくいきます。

それは「使い終わったあとのお金を貯める」という感覚を捨て、「先に貯める金額を隠しておき、残りのお金を使う」というやり方に変えることです。

「それって同じことでは?」と思った人は、お金の魔力を甘く見ています。お金は手元にあったり、銀行からいつでも下ろすことができる場所にあると、「使いたい」という誘惑をかけてくるものだからです。

そもそも、「うまくお金が残ったら給与振り込み日前日に貯金しよう」という発想はうまくいきません。「給与振り込み日3日前に残高照会したら8000円あった。あと3日で使っちゃおう!」と考えるのが普通のことです。

しかし、
「見えないところにあるからお金を使わずにすむ」
「下ろすためには手間がかかるので使わずにすむ」
「下ろすためには時間が数日かかるので面倒だから使うのをガマンする」

という効果が少しずつ積み重なって、お金を貯められるようになるとすればどうでしょうか。

そのための必要な仕組みは「先に貯金する分を、自動的に隠してしまう」ということです。

でもこれ、たったひとつの手続きでできてしまうのです。