ムリキ(FC東京) (c)J.LEAGUE PHOTOS ムリキ(FC東京) (c)J.LEAGUE PHOTOS

今週末、『多摩川クラシコ』がキックオフを迎える。FC東京と川崎フロンターレのサポーターが最高の雰囲気を醸し出す中、両軍が激突するのだ。

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1999年にJ2を舞台にスタートした『多摩川クラシコ』の通算成績は、川崎Fの11勝7分8敗。10年前のFC東京5-4川崎Fをはじめ、2007年の川崎F5-2FC東京、FC東京0-7川崎F 、2008年のFC東京4-2川崎Fなど、ド派手なスコアが並ぶ。スコアレスドローは26試合中3試合、過去3年間も平均2.5ゴールが生まれている。そう、『多摩川クラシコ』はサポーターの熱気に触発されたように、選手もピッチ上で最高のパフォーマンスを展開するのだ。

川崎Fは4勝2分・勝点14の『明治安田生命J1リーグ』1stステージ首位と最高の状態でアウェイに乗り込む。リーグ唯一の無敗をキープし、最多得点14ゴールをマークする。3年連続得点王の大久保嘉人、完全復活を期す小林悠、チームの心臓・中村憲剛がそれぞれ3ゴールと、昨季の大久保依存から脱却しつつある。開幕3試合は6失点と今季も「打ち合い上等の大味なサッカー」かと思われたが、ここ3試合はGKチョン・ソンリョンの好セーブもあり1失点に抑えている。

一方のFC東京は3勝3敗・勝点9の9位と一進一退の攻防が続く。昨季リーグ戦4位の原動力となった堅守はここ3試合5失点と綻びを見せ始めているのが気になる。城福浩監督のもと、昨季の守備重視のリアクションフットボールからアクションフットボールへの転換を進めているが、6試合中3試合無得点と思うような結果は残せていない。光明もある。前節・柏レイソル戦では0-1と決定力不足に泣いたが、フィニッシュを担う『ACL 2013』得点王&MVPのムリキがJリーグデビューを果たしたのだ。第5節・名古屋グランパス戦で戦線復帰した新司令塔候補のハ・デソンとともに、新助っ人がFC東京を活性化させる。

また、『多摩川クラシコ』のお楽しみと言えば、ピッチ上の戦いだけではない。イベントや企画が決戦を盛り上げる。当日は『ENEOS DAY』を実施。ENEOSのキャラクター・エネゴリくんと東京ドロンパをデザインしたレジャーシートとエコバックをセットで先着2万名にプレゼント。エネゴリくんと東京ドロンパは当日のお出迎えにクイズ大会、ダンスショーとフル稼働。恒例となった多摩川クラシコオリジナルグッズの販売も行われる。試合前には両クラブの未来を担うアカデミーの小学生たちによる『多摩川“コ”ラシコ』も実現。もちろん、自慢のグルメが勢揃いする青赤横丁も開催される。

『第27回多摩川クラシコ』は4月16日(土)・味の素スタジアムにてキックオフ。FC東京が新戦力の活躍で浮上のキッカケをつかむのか、川崎フロンターレが無敗をキープし首位固めの態勢に入るのか。チケット発売中。

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