明日海りお“ミーマイ”で「大人しくまとまらない」

2016.4.19 18:10配信
明日海りお  撮影:奥村達也 明日海りお  撮影:奥村達也

1937年にロンドンで初演され、宝塚歌劇でも1987年の初演以来、再演を重ねてきた大ヒットミュージカル『ME AND MY GIRL』が、明日海りお率いる花組で上演される。

宝塚歌劇花組『ME AND MY GIRL』チケット情報

2008年に月組で上演された本作の新人公演で主役のウイリアム(ビル)に抜擢、本公演では娘役のジャッキーを演じたという、明日海にとって思い出深い作品。「前回は娘役でたくさんのことを学ばせていただきました。それと同時に、新人公演でビルを演じ、やっぱり自分は男役がすごく好きで、これから男役として頑張っていくんだ!と決意したことを覚えています」。そして今回はまた気持ちを新たに挑んでいる。「今の花組はとても個性的な組子が揃っており、今の花組にしかできないオリジナルのものを作り上げて、胸を張ってお見せできるように励んでいます」。

1930年代のロンドンを舞台に、下町で育った名門貴族の世継の青年ビルが一人前の紳士に成長するまでを、恋人サリーとの恋物語を絡めて描いたコメディ。演じるビルについて「こんな男性がいたら本当に素敵だなと思います。普段はちょっとふざけている人なんですが、やる時はやる。中身がとても紳士で、サリーへの気持ちも揺るがないですし、誰に対しても誠実に向き合う。大らかで包容力があって、知らないうちにいろんな人を虜にして、いろんな人と絆を築いていける、すごく魅力的な男性だと思います。ラフでありながら誠実だという、その差があるほど素敵だと思いますので、大人しくまとまらないようにしたいです」と、力を込める。

宝塚歌劇ならではの見どころは「特にランベスウォークの場面です。組子がほとんど総出演で客席降りもありますし、とても華やかです。お客様も一緒に楽しんでいただけるので楽しみにしていただきたいです」。さらに自身が好きな名場面を尋ねると「下級生が任されることが多いキッチンの場面。そこで、コーラスがいかにきっちりしているかとか、一人ひとりの芝居がはっきりと見えるので、その時の組の特色が分かるんです。みんなまだ苦労していますが、元気があるのでこれからまだまだ頑張って追求してくれると思います」と期待を込める。

柔らかな笑顔の裏に、舞台への熱い思いが垣間見える明日海。トップ就任から3年目を迎える彼女が目指すトップ像は「舞台に立った瞬間に、空気を掴める人」。8年の時を経て成長した、より魅力あふれるビルに期待したい。

公演は宝塚大劇場にて4月29日(金・祝)から6月6日(月)まで上演。チケットは発売中。東京宝塚劇場公演は6月24日(金)から7月31日(日)まで。5月22日(日)より一般発売が開始される。

取材・文/黒石悦子

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