【アート】イ・ブルのアートから見えてくる、韓国の“今”

韓国のみならず、アジアを代表するアーティストとして活躍してきたイ・ブルの世界に迫るレポートです。

《朝の曲》
2007年 展示風景:「すべての新しい影の上に」カルティエ現代美術財団、パリ
Photo: Patrick Gries Photo courtesy:
Fondation Cartier pour l’art contemporain, Paris
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《リヴ・フォーエヴァーII》
2001年 所蔵:金沢21世紀美術館
Photo: Will Brown 
Photo courtesy: Fabric Workshop
and Museum, Philadelphia
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《アマリリス》
1999年 所蔵:アラリオ・コレクション、ソウル
Photo: Rhee Jae-yong
Photo courtesy: Studio Lee Bul
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経済とともに、急速にグローバル化している韓国カルチャー。
現代アート界も然りで、ひとりの女性アーティストが今、世界の視線を集めている。

急成長を遂げる韓国の光と影を表現

韓流ブーム、K-POP人気はもはや日本の日常になっているわけだが、実は現代アートにおいて、韓国のアーティストへの注目度は先駆けること20年も前から高まっていた。'87年に民主化宣言を発表した韓国。その激変する状況下で活動を始めたのが、いわゆる「386世代」(90年代は30歳代、80年代は大学生の60年代生まれ)のアーティストたちだ。既存の表現方法によらず、新しいアートを切り開いていった。

中でも、韓国のみならず、アジアを代表するアーティストとして活躍してきたのがイ・ブルだ。モンスターのようなコスチュームをまとって街頭でパフォーマンスを行い、社会の不条理への怒り、不安、人間の心の闇といった目に見えないものを形に表そうと試みる。'88年、'89年には来日して原宿などにも登場した。

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