会場内の雰囲気に圧倒された大泉洋

 映画『アイアムアヒーロー』の「R(リアル)15」限定試写会が19日、東京都内で行われ、出演者の大泉洋、有村架純、長澤まさみが出席した。

 R15+の本作にちなんで、映画をぎりぎり観賞できるR(リアルな)15歳だけの試写会として、約100人の15歳がイベントに招待された。上映後のティーチインに登壇した3人は大きな拍手と割れんばかりの大歓声に迎えられ、大盛り上がりをみせる会場内の雰囲気に圧倒された様子だった。

 大泉は「まさか15歳の子たちにワーキャー言われるとは思わず、久々の高揚感を得ております。今日は久しぶりにゆっくり眠れる。君たちのおかげです」と至福の笑みを浮かべ、「かわいい!」という歓声がやまず、なかなかしゃべり出せない長澤も「あはは」と思わず笑顔を浮かべた。

 集まった学生たちのあまりのノリの良さに、大泉は「この人たちは本当に15歳なんですか。どこかの事務所に集められたエキストラのおじさんおばさんではない? 15歳って指笛を吹けるんですか」と驚きを隠せず、「初めて会って一つの映画でこれだけ盛り上がれるということは、それだけこの映画が面白いってことですよね」と自信をのぞかせた。

 また、15歳の時に抱えていた悩みを問われると、大泉は「中高時代はパーマ禁止だったけど、皆さんご存じの通り私はこのようですから。受験の時も“天然パーマ証明書”みたいなものがあった気がする」とおなじみの天然パーマが校則違反として疑われてしまった思い出を振り返り、「すごく怖い先生が『いつかけたんだそのパーマは!』と言うからクラス中が大爆笑。生まれた時からですと言ったらさらにウケたので良かった。直毛にあこがれました」と笑わせた。

 15歳の時に『世界の中心で、愛をさけぶ』に主演した長澤も「やっぱり髪形に悩んでいたと思います。髪形が決まらないとか。うちの学校も茶髪届けや天然ウエーブ届けがありました。髪の毛に悩み年齢ですよね」と明かすと、大泉は「これだけのスターと僕の悩みが一緒だった。うれしい」とご満悦の様子だった。

 映画は4月23日から全国東宝系でロードショー。