「結婚」と聞くと、大好きな人といつまでも一緒にいたくて選ぶイメージがありますが、実はそこまでの気持ちがなくても今の彼氏と結婚したという女性もいます。

最愛の人、とまでは思えないけれど結婚相手として彼氏を選んだことには、その人なりに納得できる理由があってこそ。

実際に「大好きってほど好きではない彼氏と結婚した女性」たちに、話を聞いてみました。

大好きってほど好きではない彼氏と結婚した理由は?

1.自分の稼ぎだけでは老後が厳しいから

「今の夫とは婚活パーティーで知り合ったのですが、どうしても結婚したいと思ったのは、好きというより安定した暮らしができる経済力があったから。

私自身は、好きだけどあまり稼げないことを仕事にしていて、ひとりの力では老後の生活が心配だから、結婚するなら絶対に安定した収入のある人、と思っていました。

夫にはこんな本音はもちろん言えないけど、何とか結婚生活は順調なほうだし、相手に恵まれましたね」(36歳/デザイナー)

老後の生活に良い展望がない現代は、独身の女性にとって不安が大きく、結婚相手に経済力を求める人も多いと思います。

こちらの女性は、経済力だけでなく男性の長所を見つける努力もしていたので、結婚後の生活は歩み寄ることが苦痛ではないそう。

本当にお金だけが目当ての結婚であったなら、夫婦として支え合うことは難しいのでは、と思います。

2.恋愛より仕事を優先したかったから

「正直にいうとあまり結婚願望がなくて、仕事が大好きだからこのまま独身でもいいと思っていました。

でも、会社では既婚者のほうが出世しやすくて、女の私が昇っていくには結婚しておいたほうがいいのかな、と悩んでいて。

そんなときに取引先の男性と知り合って、親睦会のときに話してみたらお互いに同じ気持ちだったので、結婚を前提に付き合い始めました。

もともと恋愛にはまる方ではないので淡白な交際ではあったけど、トントン拍子で結婚が決まり、いざ生活が始まったらお互いに仕事を邪魔しないので良かったなと思います」(33歳/営業)

恋愛より仕事、という女性もいますが、古い体制の会社などではまだまだ既婚者のほうが信用される風潮があり、独身でいるとデメリットを感じる場面もあるでしょう。

昇進のための結婚、ではないですが、こちらのケースでは相手の男性も仕事が好きだったことから、「新婚時代もベタベタする夫婦ではなかったけど、それぞれの仕事を応援するパートナー」として心強い味方と感じるそうです。

そんな心のつながりも、夫婦としての絆につながるのではないでしょうか。