ペットボトルの飲料水を置いておく

食べ物はなくてもなんとかなりますが、飲み水だけは絶対必要ですし、震災時一番困ったのが水でした。とりあえず500ml でいいので、ペットボトルに入れた飲み水を枕元に置いておきましょう。

最悪家が壊れたりして外に出られなくなっても、水があれば生き延びることができます。

ただし、激しい揺れで転がってしまう可能性もありますから、スマホや懐中電灯や水は、まとめて籠などに入れてそばにおきましょう。

普段から備えておきたい避難バッグ

筆者は、カード類も入った財布、免許証、車のキー、ハンカチやティッシュ、筆記類などが入ったバッグ(普段使っているもの)をいつも部屋のドアのすぐそばにぶら下げています。避難時にはとりあえずそのバッグを持って出ればなんとかなります。

コンビニなどが利用できるケースも多いので、当座のお金があれば助かりますし、車が無事であれば車で避難することもできます。

バッグを日々取り換える人や男性は、鍵や財布などの置き場を決めてそれぞれ別に置いているかもしれませんが、地震の場合ものが散乱しますので、小さな鍵などは探し出すのが大変です。まとめて置いておく方が災害時には便利です。

なお、防災対策は大切ですが、震災のためにと貴重品をすべてまとめてそばに置いておくのは、防犯上考え物です。カード類があれば、通帳や印鑑はなくても大丈夫です。

震災後は悲しいことですが、いわゆる火事場泥棒が横行します。通帳や印鑑や貴重品は別々に保管しておく方が安全です。

まとめ

台風などと違って、地震はある日突然やってきます。事前に対策や準備をして待つということができません。また実際に遭遇するとパニックになりますし、余震の恐怖から冷静な判断ができません。

日頃から上記のような行動を習慣づけ、震災に対する備えをした上で、子どもも含めて、屋内外での避難経路や避難場所、家族の役割分担などを話し合い、ある程度シミュレーションしておくことをお勧めします。

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」