ほめ方次第で脳は育つし、修復する

ここまで読んで、今までの自分の子どもへの接し方がマルトリートメントだったかもしれないと、あおざめているママもいるかもしれません。

ですが、安心してください。今からでも、脳を育てることは可能ですし、脳の傷を修復することもできるのです。カギは「ほめる」ことにあります。

ではさっそく、どんなほめ方が適切かをご紹介していきます。

貢献や協力に注目する

「どうもありがとう、助かったよ!」

お手伝いをしてくれたとき、子どもの貢献や協力に対して、ちゃんと目を見て感謝を伝えましょう。

ママからの感謝のひと言があるだけで、子どもの気持ちはグンと上向きになります。
なにより、自分は人の役に立つ人間なんだと思える体験を重ねることは、子どもの自己肯定感の向上につながります。

お手伝いを習慣にするポイントは、楽しんでできること。最初は親子で一緒にやって、どちらが早くできるかなど、ゲーム感覚でやってみてもいいでしょう。

過程を重視する

テストの点数など、結果だけをほめていませんか?

結果だけをほめることは、子どもにとって、どんなにがんばっても結果が悪かったらダメと宣告するようなもの。そうではなく、過程、プロセスをほめることが、子どもの脳にとって栄養になります。

そのためには、結果に至るまでの子どもの様子に気を配ることが欠かせません。どんな小さなことでも、子どもがしたちょっとした努力や工夫をすくいあげて、声をかけてあげてくださいね。

成果の指摘をする

とはいえ、子どもがいい成果を持ってきた時にほめてはいけない、ということではありません。そんな時は手放しでほめてあげてOK。さらに、細部を見て、「このところが特にいいね」と指摘してあげると、効果大です。

失敗を受け入れる

うちの子はなにをやらせてもダメ、ほめるところが見つからない・・・なんて困っているママ。ほめることはどんなことでもいいのです。

大切なことは、子どもが上手にできることだけでなく、うまくできないことさえも受け入れてあげること。

だから、失敗したっていいのです。「がんばったよね」「あとちょっとだったね」といったちょっとしたひと言が、子どもを救います。

肯定的な表現をする

同じことを言っても、人に好意的に伝わる人と、悪意を感じさせてしまう人っていますよね。

子どものしたことも同じ。「気が小さいのではなくて、慎重なんだよね」「人より時間がかかるのは、丁寧だから」という風に、普段から否定的でなく肯定的な表現ができるよう、気をつけてみてくださいね。