キェシロフスキ作品をスクリーンで!

数々の傑作を残した巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督の没後20年を記念した特集上映が、7月に東京・渋谷のBunkamura ル・シネマで行われることが決定した。『トリコロール』3部作や、初期作など全10作品が35ミリフィルムで上映される。

クシシュトフ・キェシロフスキ名作/その他の情報

クシシュトフ・キェシロフスキは、ポーランドで生まれ、ドキュメンタリーの世界で活躍した後の1976年に初の長編映画『傷跡』を発表。テレビドラマシリーズ『デカローグ』や、イレーヌ・ジャコブを主演に迎えた『ふたりのベロニカ』、フランス政府の依頼を受けて製作した“トリコロール3部作”など多くの名作を残した。日本でも監督の人気は高く、1996年に監督がこの世を去った後も、回顧上映が行われ、新たなファンを獲得している。

ル・シネマは、多くのキェシロフスキ作品を封切り時に上映してきた映画ファンにとってはおなじみの劇場で、日本での上映権が切れている作品については、今回の特集のために特別に上映許可を取得。すべてが貴重な35ミリ・フィルムで上映されるのも大きなポイントだ。

クシシュトフ・キェシロフスキ没後20年記念 特別上映
『トリコロール/青の愛』
『トリコロール/白の愛』
『トリコロール/赤の愛』
『ふたりのベロニカ』
『愛に関する短いフィルム』
『殺人に関する短いフィルム』
『終わりなし』
『偶然』
『アマチュア』
『傷跡』
7月9(土)から22日(金)までBunkamura ル・シネマで開催

(c)1993 MK2 Productions / CED Productions / FR3 Films Productions / CAB Productions / Studio Tor, (c)1993 MK2 Productions / France 3 Cinema / CAB Productions / Film Studio Tor, (c)1994 MK2 Productions / France 3 cinema / CAB Productions / Film studio TOR