メルコホールディングスの2016年3月期決算説明会

メルコホールディングス(牧寛之社長)は4月28日、都内で2016年3月期決算を発表した。売上高は前年同期比3.0%減の800億円、営業利益は24.0%増の44億円、経常利益が18.4%増の53億円、純利益が18.0%増の37億円となった。

説明会では、松尾 民男取締役副社長が登壇し、市場がシュリンクしているスマートフォン関連アクセサリ製品の整理や、海外事業の不採算製品、不採算地域の改革断行によるコスト削減、高付加価値製品投入や法人向けサービスの拡大による増収が奏功し増益となったと説明した。

2017年3月期は、メモリ、ストレージ製品以外の製品群や、法人向けネットワーク製品、自社サービスソリューションの販売を伸ばしていく一方、積極的な研究開発投資や先行投資を行うため増収減益となる見込み。

内訳は、売上高が前期比3.7%増の830億円、営業利益が19.6%減の35億円、経常利益が13.1%減の46億円、純利益が6.3%減の35億円を見込んでいる。

また、現在北京に現地法人を置いて営業活動しているが、これを休止し、今後は代理店を通した販売展開を行うと発表した。