RZ-YW3000M

日立アプライアンスは、IHジャー炊飯器「ふっくら御膳シリーズ」の新モデルとして、1.0L(5.5合)炊きの「RZ-YW3000M」を6月23日に、同じく1.0L(5.5合)炊きの「RZ-YV100M」および1.8L(1升)炊きの「RZ-YV180M」を7月21日に発売する。いずれの機種もカラーはメタリックレッド、パールホワイトの2色で、価格はオープン。

「RZ-YW3000M」は、圧力をかけた状態で高温スチームを発生させる「圧力スチーム」と、熱を閉じ込めて高温を保つ「全周断熱構造」に加えて、新たな炊飯制御を用いた独自の「圧力スチーム炊き」を採用した。さらに、米の浸し時間を延ばしたことで、「白米・極上ふつう」コースでは、従来機種「RZ-WW3000M」と比較してごはんの甘みが向上した。

内釜には、熱伝導性に優れたアルミ合金を使用し、IH発熱効率の高い鉄粒子を内釜の底面外側に打ち込んで「高伝熱 打込鉄釜」とするとともに、内釜の特性に合わせた炊飯制御で、炊きムラを抑える。

炊飯機能としては、好みや用途に合わせて食感を選べる「極上炊き分け」機能を備えており、米を浸す温度や時間、蒸らし時間を調節することで、食感を「しゃっきり」「ふつう」「もちもち」の3段階で炊き分けられる。また、内釜の中の上部空間を高温に保つことによって、少量でもおいしく炊ける「1合まで」「2合まで」の少量炊飯専用ボタンを搭載する。

さらに、炊飯時に蒸気をほとんど排出しない「蒸気カット」機能を搭載。カットした水分は保温時にふたヒーターや側面ヒーターで加熱してスチーム化し、ごはんをしっとりつややかに保つ。

このほか、麦ごはんをおいしく炊ける「麦ごはん・極上」コースを新たに採用する。また、手入れがしやすい「蒸気口一体型内ふた」を採用するなど、使いやすさや清掃のしやすさにも配慮した。税別の実勢価格は11万円前後の見込み。

「RZ-YV100M」と「RZ-YV180M」は、全周断熱構造にウレタン断熱材などを使用し、スチームによる保温時間は24時間(「RZ-YW3000M」は40時間)。炊飯コースの数も「RZ-YW3000M」より少ない。税別の実勢価格は、「RZ-YV100M」が6万5000円前後、「RZ-YV180M」が6万8000円前後の見込み。