リハーサルより (c) キョードー東京 リハーサルより (c) キョードー東京

1940年にウォルト・ディズニーが手がけたアニメーション映画『ファンタジア』と、それを基にリメイクされた『ファンタジア2000』を題材にしたクラシックコンサート「ディズニー・ファンタジア・コンサート2016」が4月29日(金・祝)、いよいよ開幕する。その本番に先駆けて、4月28日、都内某所にてリハーサルが行われた。

ディズニー・ファンタジア・コンサート2016 チケット情報

同公演は、前述の2作で使われたクラシックの名曲の数々を、舞台上の大スクリーンに映し出される映画のアニメーション映像と共に楽しむオーケトラコンサート。昨年4月、日本に初上陸して大好評を博し、今年の再演が決定した。

映像には『魔法使いの弟子』で夜空の星たちを指揮するミッキーマウスや、組曲『くるみ割り人形』にのって繰り広げられるマッシュルームのダンスにカバのバレリーナとワニたちなど、夢とファンタジーいっぱいの内容になっている。アメリカで最も注目の若手指揮者として活躍するワード・ステアが指揮を執り、演奏は日本フィルハーモニー交響楽団がフルオーケストラで『ファンタジア』の世界を作り上げる。

リハーサルでは、プログラム通りに1曲目から演奏。指揮を務めるワード・ステアが気になる部分をピックアップして指示を与えていく。的確なアドバイスでテンポよく進み、ときには「パーフェクト!」と笑顔も見せ、意気揚々。絶妙にテンポを操り、スクリーンに映し出された映像と音楽を一寸のズレなくぴったりと合わせていくのは、まさに絶妙の技巧だ。

そして今年の目玉は、ゲストピアニスト清塚信也が奏でる「ラプソディー・イン・ブルー」。ニューヨークを舞台に4人の主人公が生きる都会の喧噪を描いたユーモア溢れるアニメーションに清塚信也の軽快なピアノの音色が組み合わさる、必見・必聴の1曲だ。清塚は国内外のコンクールで数々の賞を受賞、人気ドラマ「のだめカンタービレ」にて玉木宏氏演じる「千秋真一」、映画「神童」では松山ケンイチが演じる「ワオ」の吹き替え演奏を担当し脚光を浴び、映画やバラエティーでも活躍する今注目のピアニスト。昨年に引き続きライブナビゲーターとして出演する、ヴァイオリニストの高嶋ちさ子とのトークにも期待が高まる。

「ディズニー・ファンタジア・コンサート2016」は4月29日(金・祝)・30日(土)、東京国際フォーラム ホールAにて開催。愛知、大阪でも公演あり。チケット発売中。

■「ディズニー・ファンタジア・コンサート2016」
4月29日(金・祝)・30日(土)東京・東京国際フォーラム ホールA
5月3日(火・祝)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
5月7日(土)大阪・大阪国際会議場 メインホール