目覚めた後に強い光をあびると体内時計はリセットされる

「25時間サイクルで動く体内時計を目覚めと同時にリセットして、朝を快適にする?」

そんなことが可能なのかと思われた方も多いかもしれません。実は、目覚めた時に、強い光を5分間以上浴びると、体内時計はリセットされるとされています。

したがって、目覚まし時計を使ってなんとか起きた後は、晴れの日ならカーテンを開けて朝日を取り込み、室内の明かりをつけて出かけるまで明るくすると、体も目覚めやすくなります。
朝は、なにかと忙しい時間ですから、わざわざ運動をしたりするのは大変ですよね。でも、この方法なら、さほど苦もなくできると思います。

なんとか頑張って目覚ましで起きて出かける身支度をするまでは、太陽の光+室内の照明を使うことで、何もせずに体内時計をリセットして体を目覚めさせましょう。

体を目覚めさせる天然塩+レモン湯

体が目覚めていなければ、朝食も喉を通りにくいもの。とはいえ、朝食はこれから長丁場の一日を乗り切るためのエネルギー補給の機会ですから、食欲がわく状態になれるなら、それにこしたことはないですよね。

ご紹介した強い光を意識して浴びる方法だけでなく、体を目覚めさせるものを意識して口にするという方法も効果的だと思います。医師から食事制限などの指導を受けていないようなら、試してみてはいかがでしょうか。

いろいろな方法があると思いますが、朝の忙しい時間帯に簡単に用意できるものとして、天然塩をお湯に溶かしたものに、レモンの果汁を落としたものがお勧めです。

作り方

お湯    250cc
天然塩   小さじ1/2
レモン果汁 適量

作り方は簡単。前の夜からポットに用意しておいたお湯か、もしくは、電子レンジでカップごとあたためたお湯に、小さじ半分の天然塩を混ぜて、レモンを少ししぼるだけ。

これがなぜ、体を目覚めさせてくれるのか科学的な根拠ははっきりしていませんが、まず、レモンの香りが刺激になって目覚めを誘うことが考えられると思います。

また、ストレスの負荷が強くなった時に、人間は体の各所でホルモンを分泌する臓器に影響を与える副腎に負担がかかるとされています。

副腎は、マグネシウムやビタミンCを多く利用する臓器だとされています。
したがって、マグネシウムを含んだ天然塩、そしてビタミンCを含んだレモン果汁を加えることで、体内の自律機能をコントロールする重要な臓器である副腎をいたわって、快適な朝を導きやすくなるのではないかということが考えられます。

なにより香りとほどよい塩分、そして酸味が感じられる上に、胃が温められますから、目覚めを誘い、食欲も湧きやすくなるなるのは間違いありません。

軽い朝食を急いでとらなければいけない時も、これなら続けやすいでしょうから、ぜひ試してみてください。