live image 12 douze live image 12 douze

今年で12回目を数える癒しのコンサート「live image 12 douze」が4月28日、埼玉・川口リリアメインホールにて幕を開けた。

「live image 12 douze」開催情報

本公演は、癒し系の音楽を集めたコンピレーションアルバム『イマージュ』と連動したコンサート。今回は、加古隆クァルテット、小松亮太(バンドネオン)、ゴンチチ、NAOTO(ヴァイオリン)、葉加瀬太郎(ヴァイオリン)、羽毛田丈史(ピアノ)、宮本笑里(ヴァイオリン)が登場し、イマージュ・オーケストラとともに素晴らしい演奏を披露した。

昨年よりメインアーティストとして本公演に復帰したNAOTOは「Sanctuary」などを力強く、雄大に演奏。ロックアーティストのようなパワフルなプレイで観客を圧倒した。小松亮太はバンドネオンで哀愁漂う音色を聴かせ、観客を酔わせた。真っ白なドレスで登場した宮本笑里は、若々しく美しく演奏し、その存在感を示した。ゴンチチのふたりはMCを絡めながら、「放課後の音楽室」などを演奏。和やかで楽しいステージに笑いが絶えなかった。羽毛田丈史は「ROOKIES ~愛のテーマ~」など、聴き馴染みのある曲を演奏。葉加瀬太郎は「情熱大陸」で、気合の入った迫力ある演奏を披露。会場は総立ちで手拍子をとり、大盛況となった。

また、2001年より毎年「live image」に出演している加古隆(ピアノ)は、「若い方たちに席をゆずるのがいいんじゃないか」と心境を話し、今年で「live image」を卒業することを発表。加古隆クァルテットとして、相川麻里子(ヴァイオリン)、南かおり(ヴィオラ)、植木昭雄(チェロ)とともに、丁寧に音を重ねるように「パリは燃えているか」などを演奏。静けさの中に浮かび上がるような美しい演奏に会場は大喝采となった。

そして、毎年恒例になっている出演者たちによるセッションは圧巻の一言。熱のこもった演奏で、それぞれの個性がぶつかり合った。羽毛田は会場をぐるりと見渡すと、「初日なのにこの盛り上がり。嬉しいです。ありがとうございます」と笑顔で感謝を述べた。

「live image 12 douze」は、5月19日(土)・20日(日)東京国際フォーラムホールAまで、全国8か所10公演。チケット発売中。