働くママは忙しい。だから14日間計画!

働くママは忙しいです。お風呂のあとはバタバタと家事をこなし9時には寝かせる“の分刻みの過密スケジュールが押し寄せています。だからと言って「子どもにやらせていると却って時間がかかる」といつまでも親が洗っているとずっと拘束されることになります。

ですから段階を踏んで教えて行きましょう。突然「今日からは全部一人で洗いなさい」と言ってもバードルが高すぎますので次のような2週間計画を立てましょう。

 2週間のステップ

○身体を洗う:1日~10日

{1} 目で見て確認できる腕、足を一人で洗う(1日目~3日目)

{2} 足の裏、ひざの裏、お尻を洗う。裏返したり、身体を捻らないと洗えない部位を一人で洗う(4日目~6日目)

{3} 背中を洗う。タオルを棒状にしたものを親が渡して持ち方を教える(7日目~9日目)

○顔と髪の毛を洗う:10日目以降

肩から下は水や石鹸が目に入ることはありませんが、顔や髪は目に入ったら沁みてかなり痛いです。ここで嫌な体験をしてしまうとなかなか先に進めなくなります。

目に入るのは目を開けているからです。「これから石鹸をつけるから目を瞑ってね」と前もって声をかけてから石鹸やお湯をかけましょう。そうすると自分でやるときも自然と目を閉じるようになります。

{4} 顔をお湯で洗う(10日目)
※顔に水がかかるのを嫌がる場合はびちょびちょに濡らしたタオルで拭くことからはじめてみましょう。

{5} 顔に石鹸を付けて洗い、お湯で流す(11日目)

{6} 頭の上からお湯をかける。(12日目)

{7} 髪の毛にシャンプーを付けて洗う。お湯で流す(13日目・14日目) 


めんどくさく見えるかもしれませんが何事もスモールステップで段階を追って習得させることが大切です。2週間かけて自分一人で出来るようになればあとは楽になります。

365日親が手伝ってやる時間ロスを考えたら長い目で見ると時短になります。14日間の辛抱です。
ただし、子どもの発達段階によってはぞれぞれの段階でもう少し日数がかかることもありますので、その場合は少し回数を増やしてみてくださいね。

 

【一人洗いが出来るようになる便利グッズ】

石鹸は泡が出るタイプがお薦めです。“泡タイプ”は次の利点があります。

液体よりも泡タイプは視覚的に必要な分量が子どもでもわかりやすい。液体タイプはどれだけ出したらいいかわかりにくく、必要以上にどんどん使われたりしてもったいないことになる。

・シャンプーの液が顔に垂れてこないので、万が一目を開けてしまっても目を直撃して沁みることがない。

・泡を角にしてキューピーさんや鬼になったりして遊ぶことが出来て楽しい。

まとめ

お風呂タイムはしつけをする場所としては“それだけに向き合える”“ママも叱る回数が少なくて済む”よい時間です。そして、自分一人で洗えるようになったという達成感や成功体験を通して子どもに“自信”がつき、お手伝い、お片付けなども積極的にやることにつながっていきます。
毎日入る場所、有効に使いましょうね。