3.プロレス好きな女友達ができた

プロレス観戦に行く度に感想をツイートしていたところ、同じくプロレス好きな女性からリプライやDMをもらうようになりました。

プロレスきっかけで新たな友人が4人ほどでき、プロレス観戦はもちろん、食事に行ったりプロレスとは関係のない話もしたりする関係性が生まれています。

プロレスという共通項があったからこそ、彼女たちは私に声をかけてくれて、共通の好きなモノについて語り合い、親睦を深められたのだと思います。中にはプロレスに関する仕事に携わる女性も。無邪気にプロレスツイートをしていた自分を褒めてあげたい。

これらはSNSがあったからこそできたつながりですが、プロレス会場で隣り合うなどして一度お会いした女性と、ひょんなことから再会して「あのときの…」と声をかけていただくことも。

大人になって新たな友人を得る機会は、自分で積極的に動かない限り、なかなかない…と思う方もいるのではないでしょうか。同じ“好き”があると、年齢に関係なくこうしてつながりができるんだなと感じています。

4.身体のメンテナンスに力を入れるようになった

プロレスラーは見られる職業です。もちろんいろいろなタイプのレスラーがいますが、素敵な筋肉質の肉体へと鍛え上げている人が目立ちます。試合で彼らを見ていると、到底比べ物にはなりませんが、自分もがんばろうと思えるように。

せめて健康的な肉体を保とうと、適度な運動をするためにジョギングをしたり、セミパーソナルのジムに通ったり、4〜5km程度の移動であれば自転車を使ったり…と身体を動かすようになりました。ヘルシーに生きていくために、ポジティブな影響を受けています。

5.今まで縁のなかった人と関わるようになった

ライターという職業が為せるものかもしれませんが、プロレスラーにインタビューしたり、プロレスラーの連載を担当したりと、好きなプロレスを仕事に結びつける機会を自ら作りました。そのおかげで普段試合を見ているプロレスラーから、直接話を聞くことができるように。

私はプロレスラーを「すごい」と思っています。プロレスはとてもクリエイティブで、表現力が求められる競技のひとつ。肉体的なタフさや強靭さ、精神的な強さも必要不可欠だと思います。

それらを持ち合わせた彼らから、直接話を聞くと勉強になることが多いし、ファンやプロレスにあまり興味のない人に記事として届けることができる。そんな機会を手にできたのは、プロレスにハマって、企画を通すために情熱を持って動けたからです。

私は何かにハマり、熱狂する体験が30数年の人生でありませんでした。プロレスが最初にハマったことかもしれません。その経験を通して感じたのは、何かにハマること=人生を豊かにしてくれることでした。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。