【演劇】トークイベントが示唆する演劇の未来像

近年ひんぱんに行われるようになっている、演劇公演に付随する多種多様なイベント。観客と作家、双方の変化がもたらす、開かれた演劇シーンへ向けた予兆を読み解く。

  近年ひんぱんに行われるようになっている、演劇公演に付随する多種多様なイベント。
観客と作家、双方の変化がもたらす、開かれた演劇シーンへ向けた予兆を読み解く。

新たな観客獲得に向けてより開かれた表現へ

6~7年前からだろうか。東京の劇場で、上演のあとに「アフタートーク」や「ポストトーク」と呼ばれるイベントがよく開かれるようになったのは。本番終了後、セットもそのままの舞台上で、演出家や劇作家、出演者、また、ゲストが作品について話すというのがその内容だ。

イベントを開催する理由としては、平日の昼公演などチケットの売れ行きが薄い回の対策に、あるいは、クチコミに肝心な期間前半の動員を強化するため、という側面もある。だが、定着がすっかり進んだこの数年は「作品をより深く理解してもらうため」から、さらに「異ジャンルで活躍するゲストを招いて、セッション感覚で話をする」というトークそのもののイベント性が高いものも増えてきた。

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