熊本ではいまだに余震が続いていますし、先日は茨城県でも震度5の地震が発生し、首都圏でも緊張が走りました。改めて、日本に住んでいる以上、地震は他人事ではないと思い知らされましたね。

今日は『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』の著者で、阪神淡路大震災で被災した経験を持つ平川裕貴が、ママの心構えと日頃心掛けておきたいことについてお話します。

 

ママの心構え「まずは避難 生きてさえいれば大丈夫!」

地震の被害状況は、一軒一軒まったく違ってきます。

自宅の地域や家の状態をよく把握したうえで、最悪自宅が全壊した場合も考慮して、財布や携帯など自分達の必要最低限なものは、避難時に持って出られるようにしておきましょう。新築であっても、時間帯によっては火災が発生するケースもありますから過信は禁物です。

揺れを感じたら、火を使っている場合はすぐに火を消し、テーブルの下や狭い空間に身を隠しましょう。そして揺れが収まったら、とりあえず避難グッズを持って安全な場所に避難しましょう。大きな揺れが収まっても、熊本地震のように、さらに大きな揺れが来る場合もあります。まずは無事に避難することが大切です。

安全な場所に避難できたら、コンビニは売れる商品は販売してくれますから当座のお金があればなんとかなります。災害時の流通網はおそらく政府機関より迅速でしょう。また、今では自衛隊や警察、消防、国や自治体、さらにはボランティアなども迅速に動いてくれますから、少しの間の我慢です。

災害時の日本人は、世界に驚かれるくらい、冷静沈着です。略奪も暴動も起こりません。筆者の経験でも多くの人が冷静に行動し、助け合い、物を分け合っていました。

日本では、どんな災害に遭っても生きてさえいれば、あとは必ずなんとかなります!