「男らしさ」にしがみつかない男がいい――アラサー女性と話していると、そんな言葉をときどき耳にします。

既存の男らしさとは、歴史や慣習、思い込みによってつくられたマッチョな「俺についてこい」思想。そうではなく、あえてダメな部分や弱さをさらけ出し、変に強がらない男がいいと語る女性たちに、その理由や彼らの魅力について聞いてみました。

1. 固定概念に縛られていない

「『オトコがリードしないと』と思い込んでいるのか、必死感・がんばってます感が漂う男性はイタいと思ってしまいます。

たとえば、デートする店を決めるときに、こちらが押さえておきますと言っても、それを断って『いや、女性にしてもらうわけにはいかないです。こういうのは男がやるべきだから』と言われたことがあります。固定概念に縛られすぎじゃないですか?

挙句『どんな店がいいですか?』『食べたいものはありますか?』といろいろ聞かれ、やりとりが面倒だなぁと思いました。実際、調整も連絡も遅いし、選んでくれたお店も微妙で本当はやりたくなかったんじゃないかと(笑)。女に任せてくれる男性は柔軟で、既存の価値観に縛られていなくていいなと思います」(29歳/IT)

一方で、女性をリードしなければと気負うことがまったくない男性は、彼女にとって「一緒にいて本当にラクな存在」だそう。「自分の好きなエリアや店をチョイスできますし、お互い対等な関係でいられるのがいい」とも語っていました。