アフレコの様子を披露した波瑠

 映画『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』のアフレコ会見が24日、東京都内で行われ、劇場版アニメ声優初挑戦となる波瑠が出席した。

 波瑠は「初めてのアニメ声優挑戦。子どものころからずっと見ていたアンパンマンという作品に参加できてとてもうれしい。こんなに自慢できることはないですよね」と喜びを語った。

 演じるおもちゃの星からやってきたお姫様ルンダについて「お姫様だしわがままなところもあるけど、実は素直で皆のために勇気が出せる。(自分も)こんなにかわいいすてきな女の子だったらいいのになと思ってやりました」と明かした。

 波瑠は「声優さんは皆さんとても声に迫力があって感情も伝わってくるし、聞き取りやすい」と勉強になったといい、「その中に私の声が飛び込んで空気や世界を壊してしまうのではないかと思って、普段のお芝居では出さない張りのある声を意識して出すのが大変でした」とアフレコを振り返った。

 好きな登場人物にはアンパンマンとばいきんまんを挙げ「ばいきんまんは悪役でヒーローの対になる存在ですけど、憎めない愛嬌(あいきょう)がある。悪役なのに嫌いになれない、すごくすてきな魅力があると思います」と語った。

 また、NHK朝の連続テレビ小説でヒロインを務めてから各所に引っ張りだこの“波瑠イヤー”となり多忙を極めるが、「こんなに皆さんの前に立てる機会が集中するのはすごく貴重な経験なので、目が回るところもありますが楽しませてもらっています」と語り、ブレーク後も街中は「普通に歩きます。全然気付かれないし、実感はあまりないです」と謙遜していた。

 映画は7月2日から全国ロードショー。